NHKは、今年コロナウィルスの影響か競馬中継をやめているのかと思っていました。同局の地上波での放送は、牡馬三冠と春秋の天皇賞、有馬記念とNHKマイルCの7レースです。

(何故かジャパンカップがありませんが…)今年は、皐月賞と天皇賞・春が実況されなかったので、競馬中継中止かと思っていたのです。NHKマイルCは放送され、パドック画面の際には、今春の朝ドラ「エール」の主人公、古関裕而さんのスポーツ行進曲が流れました。

 

 民放テレビ局の競馬中継は、出演しているタレントが、聞きたくもない馬券予想をして、自分たちだけがワイワイ言って盛り上がっているだけで見たくないというファンの声もよく聞きます。

そんなファンは落ち着いたNHKの方を好むのです。しかし、実況となると、日頃やり慣れてないのか、あまり上手ではありません。何年か前、春の天皇賞でキタサンブラックとカレンミロティックが首の上げ下げの大接戦を演じましたが、アナウンサーは、カレンミロティックと言い切ってしまいました。解説の元調教師の白井さんがすぐに「分かりませんよ」とフォローされていましたが、あれはダメでしたね。

 

 NHKマイルカップは、東京コースにしては珍しい行った行ったの結果になりましたが、勝ったラウダシオンの父は、リアルインパクト。つまり、ディープインパクトの孫の初GⅠ勝利となったのです。ディープの仔は、ディープブリランテ、トーセンホマレボシなどそこそこ活躍していますが、まだGⅠ馬が出ていなくて、ライバルのキングカメハメハが、ロードカナロア、ルーラーシップとすでにベスト10に入る二世たちが大活躍しているのに比べて遅れを取っていましたが、やっと大きいところを取れました。それにしても、昨年デビューの種牡馬のレベルは凄いものです。新種牡馬ランキング1位のキズナもディープの仔ですが、すでに重賞は5勝。ディープ産駒が重賞5勝に到達したのは、7月のラジオ日経賞のフレールジャックでしたから2か月も早い到達です。これで、サンデーサイレンスから父系三代新種牡馬1位の快記録が生まれました。2位のエピファネイアは、桜花賞馬を出し、3位がリアルインパクト、4位のゴールドシップ、5位のワールドエースも好調です。近年では最高といえる新種牡馬たちでしょう。

 

 リアルインパクトは、NHK杯3着の後、安田記念を勝ちました。3歳で安田記念を勝つのは至難のこと。更にオーストラリアでGⅠジョージライダーSを勝ち、スーパーGⅡの阪神Cを連覇しています。種牡馬としては伏兵扱いでしたが、見事大躍進です。いよいよディープの孫たちの時代が見えて来たようなNHKマイルCでした。