春のGⅠも半分過ぎました。高松宮記念から無観客競馬となりましたが、ネット発売が好調で売り上げは前年比8割を堅持。高松宮記念は前年比100,4%で驚きましたが、これは、当日の中山が3レース以降を雪で取りやめたため、その分がどっと宮記念に回ったのでしょう。地方競馬はさらに好調のようです。ネット時代の恩恵が競馬界を守ったことになります。それでも早くライブ観戦ができるようになってほしいというのがファンの願いであります。
さて、今週から東京で5週連続GⅠが行われます。私が初めて東京競馬場へ行ったのは、1979年のカツラノハイセイコが勝ったダービーでした。当時はまだ28頭立ての時代で、それはもう迫力がありましたね。東京はやはりすごいと感じたのは、直線の長さでした。当時、関西では京都の外回りが約400mで最長ですが、東京は約500m、それに坂もあります。何といっても展開が面白い。4コーナーを楽に先頭で回ってきた馬を好位からの馬が並びかけ、直線半ばで交わそうとすると、今度は差し馬がやってくる。激しい攻防であと100mぐらいから更に追い込み馬が来て二転三転するのです。人が多くてパドックを見てたら席に戻れなくなりました。カツラノハイセイコは贔屓の馬で関西馬でしたから、勝ったのはうれしかったのですが、2着のリンドプルバンを買ってなくて馬券は外れました。でも迫力あるいいレースでした。
こうして私は毎年色んなGⅠレースを選びながら東京競馬場に足を運ぶのです。
東京競馬場は今でも日本一のコースだと思います。根幹距離の1600,2000,2400mの力比べが堪能できるコースです。(2000mだけは外枠不利が残念ですが・・・)
5週連続のGⅠの内訳は、1600mが3レースで2400mが2レースです。マイル戦が3歳限定のNHKマイルC、古馬牝馬限定のヴィクトリアマイル、最後が3歳以上混合の安田記念です。レベル的には安田記念、ヴィクトリアマイル、、NHKマイルCの順になります。良馬場でのタイムがそれを物語っています。過去10年の不良馬場を除く9回のタイム順では、安田記念とヴィクトリアマイルが4回1位、2位の差で安田記念がトップです。
NHKマイルCは、2010年のダノンシャンティの1分31秒4の1回だけが3レース中のトップです。NHKマイルCでは、31秒台がこの1回だけ。ヴィクトリアマイルは、3回、安田記念は5回です。ただし、一昨年ぐらいから東京の馬場状態が非常に良く、怪レコードが連発されています。昨年のヴィクトリアマイルでノームコアが1分30秒5、安田記念でインディチャンプが1分30秒9といずれも1分31秒を切りました。世界一時計の出る芝コースといえるでしょう。
これには日本の馬場造園技術の高さがあります。外国から見れば固いと言われますが、日本から見れば走りやすい馬場だというわけです。特に故障馬が続出しているわけではなく、走りやすい馬場を追求してきた結果だと言えます。もちろん、日本馬が強くなったことも無関係ではありません。相乗効果でこのようになったというのが答えでしょう。