22歳以下の若手騎手について4月26日終了時点での成績を調べてみました。トップには、25勝で3人が並んでいます。2着の差で西村淳也騎手20歳がトップで全体では8位です。昨年55勝とブレイクした西村騎手は海外修行などでさらに腕を上げています。次に全体9位には岩田望来騎手19歳。岩田康誠騎手の子供で昨年デビューし37勝を上げました。続いて10位には横山武史騎手21歳。昨年54勝とブレイクし、先週フローラSで初重賞と波に乗っています。父は横山典弘騎手。祖父は横山富雄騎手で三代目ジョッキーです。

 ベスト10に若手3人が入るのは珍しいことです。この他12位に団野大成騎手19歳、21位に斎藤新騎手19歳、22位に酒井瑠星騎手22歳、30位に亀田温心騎手19歳がランクされています。

 

 昨年デビューの騎手は優秀で、岩田、斎藤、菅原明の3人が30勝以上をマーク。これは、1987年の武豊、蛯名、塩村騎手以来32年ぶりの新人30勝が3人という快挙でした。

 現代の競馬には若手騎手にとって大きな試練が待ち構えています。地方から、安藤、岩田、内田、戸崎というビッグ4が中央入りした時代に加えて、更に短期免許で海外のビッグネームが参入。ルメール、デムーロはJRA騎手になりました。そこに潜り込むには大変な努力が必要です。騎手には野球のように1軍、2軍がありません。2割しか打てない選手が3割打つ選手と競い合わなければならないのです。それでも好きで入った道。高収入も魅力です。GⅠレースという華やかな舞台も用意されています。

 若手騎手には減量特典があり、その期間にどれだけ乗せてもらえるかが大事です。3場開催のローカルで、必死に乗って腕を磨いている彼らに注目するのも、贔屓の騎手を見つけて応援するのも競馬の楽しみです。

 

 最後にもう一人。唯一の女性騎手藤田菜七子22歳が骨折を乗り越えて、先週女性騎手初のJRA通算100勝を達成しました。今年10勝目。1年目から6勝、14勝、27勝、43勝と躍進を続けています。男社会の中で只一人頑張っている姿には応援したい気持ちが湧いてきます。

 女性騎手といわれるのが嫌だ、特別にみられるのが嫌だという気持ちはよくわかります。男も女もない競争社会に身を置いて果敢に挑戦する姿には好感が持てます。大きく育ってほしい存在です。