収束が見えないコロナだが、収まった暁には、今回あぶりだされた弱点の検証をして、ぜひ今後に生かしてほしいものです。ピンチをチャンスに変えるためにも・・・。

 

 さて、桜花賞も検証です。デアリングタクトはわずか3戦目で勝ってしまいました。1948年のハマカゼという馬はさすがに知りませんが、1980年のハギノトップレディはよく知っています。名牝イットーの仔で、デビュー戦を日本レコードで駆け抜け大評判になりましたが、骨折で休養。桜花賞指定オープン3着で権利を得ました。そして本番。そのスピードに他馬はついて行けませんでした。その後も高松宮杯などを制し活躍しました。弟に黄金の馬と呼ばれ、宝塚記念を勝ったハギノカムイオーがいます。彼らは「華麗なる一族」と呼ばれました。

 

 3戦目で勝つというのは大変なことです。しかも3戦3勝です。前走のエルフィンSも鮮やかな追い込みでタイムもレースレコードでした。これで今回2番人気となったのですが、前走時の2着はライティアで、忘れな草賞で4着。相手が弱かったのかという疑問もありました。

 思い出すのは、何年か前にファンディーナという馬が、フラワーCを5馬身差のレースレコードで圧勝し、皐月賞に挑戦し1番人気になって負けました。私はそんなことから半信半疑でしたが、彼女の強さは本物でした。この馬、まっすぐ走るところがいいですね。若い馬はまっすぐ走ることは少なくてよれまくります。それが普通ですが、この馬は体幹がしっかりしているのでしょう。松山騎手も立派です。インタビューは優しい感じですが、追うフォームは、ライアン・ムーアに似ていますね。今年は絶好調です。不良馬場のハイペースにみんなバテて最後の1ハロンは13秒8でした。この馬だけが後方から伸びてきたのです。

 

 父のエピファネイアは、気性の勝った馬でしたが、パワーとスピードに優れていました。不良の菊花賞、好タイムのジャパンカップに勝ったのはその両方が備わっていたからです。初年度から早くも大物を出し、前途洋洋です。2着のレシステンシアは、武豊騎手が完璧に乗りましたが、相手が悪かったということでしょう。終わってみれば、1,2番人気の決着。不良馬場は走ってみないと分かりませんが、強い馬はやはり強かったということでしょうか。