歴史的名馬と同時代に生まれたばかりに栄光をつかめなかった馬たちがいます。

古くは、シンザンとウメノチカラとか、ミスターシービーとメジロモンスニー、シンボリ

ルドルフとビゼンニシキとかが思い浮かびます。その馬たちは何とか種牡馬になれ

ましたが、産駒には恵まれませんでした。

 

 最近では、オルフェーヴルの引き立て役に終わったウインバリアシオンがいます。

GⅠで四度の2着。もっとも惜しかったのはダービーでした。大雨の中、直線外から

伸びてきたウインバリアシオンの脚は素晴らしいものでした。私はゴール前で見て

いて、あっ、この馬が勝つなと思いました。しかし、馬群の中からもう1頭凄い脚で

抜けてくる馬がいました。オルフェーヴルです。0.3秒差でオルフェが勝利しました。

3着は7馬身も離されていたのです。その後もバリアシオンの前に立ちはだかった

オルフェ。バリアシオンは、ついに勝てないままターフを去りました。種牡馬となった

オルフェは、順風満帆。昨年は種牡馬リーディングの10位に躍進。今年も現在4位

と好調です。すでにGⅠ馬も複数出しており、ステイゴールドの後継ぎとしてその地位

を固めつつあります。

 

 一方、バリアシオンは、種牡馬入りが難航し、乗馬への変更も取りざたされましたが、

何とか青森で種牡馬となれました。最近の名馬の中でも、コスモバルクやドリームパス

ポートなどが何故か種牡馬となれませんでした。コスモバルクは、タフで、日本レコード

を出すくらいスピードもあり海外でも勝利するなど一流の成績を残しましたが、種牡馬

になれませんでした。昔の岡田繁幸さんならきっと種牡馬にしたと思うのですが、考え

方が変わったのでしょうか?ドリームパスポートも見どころのある馬でした。ジャパンカ

ップでディープの2着。欧州年度代表馬のウイジャボードに先着しています。母系もよく、

大種牡馬フジキセキの後継として何故種牡馬になれないのか不思議でした。まあ、素人

には分からないことがあるのでしょう。

 

 先週、中京でウインバリアシオンの仔ドスハーツが勝利しました。貴重な初勝利です。

現状は苦しいですが、この馬の今後を温かく見守りたいと思いました。いつの日か、

逆転を夢見て・・・。