1月に帯広のばんえい競馬で日本記録が生まれました。ホクショウマサルという馬が
30連勝したのです。今までの記録は、宇都宮のドージマファイターによる29連勝でした。
ばんえい競馬は、1トンもある重種の馬が鉄のそりを引いて200mの距離で争う世界で
唯一の競馬です。一度だけ見たことがありますが、中々迫力のあるもので人気も高く、
観光に一役買っています。ドージマファイターの記録は平地として残りますが、これを超
えるのは容易ではないでしょう。なお、中央競馬の記録では、アングロアラブのシュンエイ
の20連勝が記録です。
連勝ではなく、勝利数の記録では、福山で13歳まで走ったアングロアラブのモバクカバ
キチの55勝が日本記録です。福山でサラブレッドに交じって走り何度も勝利した強者で
した。一度だけ見たことがあります。栃栗毛の綺麗な馬でしたね。
中央では、国営時代を別にすれば、タカライジンの26勝ですが、そのうち21勝が障害
レースです。平地だけならハクチカラとヤマブキオーの20勝が記録です。
実際に見ているのはヤマブキオーです。パーソロンの仔で、47戦20勝。重賞6勝で、
オープン大将と言われました。当時オープンというレースがあり、彼は7勝もしています。
特にハイセイコーを負かした1800mのオープンが有名です。ハイセイコーは、不良馬場
の中山記念を大差勝ち、そして良馬場の宝塚記念を日本レコードで制するなど中距離の
名馬でした。1800mでは9戦9勝と負け知らず。そんなハイセイコーに2馬身もの差をつ
けて勝ったヤマブキオーもまた中距離の名馬でした。またこのレースには、タケホープや
ストロングエイト、ディクタボーイ、メジロスイセイなど豪華メンバーが出ていたので余計に
価値がありました。それでもレース名のないオープンというのが残念です。今はオープン
特別として名称があるようになったのはいいことです。
ある夏の牧場巡りでヤマブキオーが好きだった友人と十勝までレンタカーを走らせました。
種馬所で大人しいヤマブキオーを引かせてもらったのもいい思い出です。
まるでパドックで引いているような気持でしたね。内国産受難の時代で、十勝ではいい繁殖
に恵まれず成績は振るわなかったのですが、ハイセイコーを破った勲章はいつまでも誇れる
と、オールドファンは評価しています。
