今日は、戦後初の三冠馬シンザンを記念したシンザン記念です。シンザンが三冠馬に
なったのは、1964年。先の東京オリンピックの年でした。私は中学生。熱狂しましたね。
今年56年ぶりにオリンピックがやってきます。生涯2回オリンピックに出会えるなんて
幸運だと思います。
ところで、シンザンは私が初めて生で見たサラブレッドです。といっても競走馬時代では
なく種牡馬になってからです。当時すでに競馬をしていましたが、テレビ観戦だけで競馬場
に行くのはシンザンを谷川牧場で見てからです。私は、20歳の記念にその年の夏北海道
への一人旅の途中、谷川牧場へ寄ったのです。日高幌別という駅で降りて徒歩で向かい
ました。シンザンは遠くで草を食んでいて、呼びかけても無視されましたが、貫禄のある立派
な馬でした。その時の写真は私のデスクに飾ってあります。
シンザンは、内国産種牡馬受難の時代に大活躍。孤軍奮闘でリーディング上位に位置し、
活躍馬を何頭も出しました。シンザン記念はシンザン引退の翌年に設立。今年ディープイン
パクト記念がやっと出来ましたが、JRAは、なかなか名馬の記念レースを作りませんでした。
しかし、さすがにディープインパクトは競走馬として、種牡馬としてこれ以上ない活躍をした
馬なので別格ということで認められたのだと思います。私はまだ少ないと感じるのですが、
何も重賞でなくてもリステッド競走でいいからもう少し増やしてほしいと思っています。名馬
を思い出し、その功績を感じながらレースを見ることは競馬の文化としての一つの役割では
ないでしょうか。
シンザン記念は最初、クラシックレースに直結しないレースでしたが、ここ数年は風向きが
変わり、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、アーモンドアイなど後の超一流馬が出走する
レースとなりました。これは、有力馬の対戦を分散させるという大手クラブの作戦のようです。
重賞ですからオープン特別に出るより、賞金を加算でき、クラシック出走の権利もとれるわけ
です。さて、今年も有力馬がスタンバイ。シンザンも喜んでいることでしょう。
シンザン
