昨年のJRAリーディングサイアーランキングでは、前年4位のキズナが堂々の1位に輝きました。サンデーサイレンス、ディープインパクトに続く親子三代の快挙は日本初の事です。父のディープインパクトは10位に後退。ライバルだったキングカメハメハも19位と後退しましたが、息子のロードカナロアが2位。これは5年連続の事で、安定感は抜群です。3位のエピファネイアは、シンボリクリスエスの産駒で2強に迫る活躍でした。以下ドゥラメンテ、ハーツクライ、モーリス、ルーラーシップ、ハービンジャー、ドレフォンと続きます。10位までで8頭が父内国産種牡馬の仔。イギリスからのハービンジャーとアメリカからのドレフォンが外国産として気を吐いています。当分はキズナ、ロードカナロア、エピファネイアが中心と思われますが、何といっても注目はキタサンブラックでしょう。6位から11位へとランクは落としましたが、これはイクイノックスの引退が響いたもので、セリなどでも大物感あふれる産駒が話題となっています。上位3頭と合わせて4強時代となるかもしれません。

 

 新種牡馬ランキングを見てみましょう。昨年の新種牡馬は粒揃いでした。10位以内に3頭(サートゥルナーリア5位、ナダル6位、アドマイヤマーズ9位)更に20位以内にも3頭入っており、(モズアスコット11位、タワーオブロンドン13位、ルヴァンスレーヴ14位)この馬たちがどこまで食い込めるかで勢力図も変わって来そうです。

そして、まだ早いですが、今年はディープの真打ちコントレイルがデビューの年。キズナ以外のディープ種牡馬がイマイチなだけになお注目されるでしょう。