新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

 昨年末のホープフルS、東京大賞典ともに大幅売り上げでした。年始も売り上げアップで、中でも中山金杯は104億7千万円というGⅠ以外では見られない100億円越えとなる好スタートを切りました。地方競馬も軒並みアップでネット購入時代も定着したようです。

 私はスロースターターで正月は、京都金杯だけ買いました。写真家の内藤律子さんから仔馬の写真の年賀状をいただき、それが何と京都金杯に出たウォーターリヒトの仔馬時代のものだったので、これは何かの暗示だと考え、手を出しました。大外枠だったので迷いましたが、ワイドで総流しをしたところ、2着に来てくれました。1670円と880円の配当でプラス1000円。まずは大人しい船出となりました。ウォーターリヒトは今年2月で引退の河内洋厩舎の馬で、これからも応援したいと思いました。

 

 今週はシンザン記念です。私の年明けの競馬場出動はこのレースですが、今年は中京なのでパス。シンザンの現役時代は知りませんが、種牡馬として産駒を追いかけました。当時の生産界は外国産種牡馬が幅を利かせていましたが、シンザンは只一人互角の成績を残したのです。「シンザンを超えろ」が当時のスローガンでした。

 2011年に、道頓堀ターフ倶楽部で、生誕50年の「シンザン展」を開催しました。私は繋養されていた谷川牧場で2回ほどシンザンを見ています。丁度谷川牧場で古い未発表の写真が見つかり、展示の交渉で私は浦河に出向いたのです。田中哲実さんと言う方が窓口になり、写真を見せていただきました。田中さんは浦河の小さな牧場主で地方競馬の名馬トウケイニセイの生産者でもあり、カメラマンとしても活躍されている方でした。何点かの写真を送ってもらうことになり、雨が降る中、車で日高本線の絵笛という牧場の中の駅まで送ってくださいました。今は日高線は地震で途中までしか行けません。こうしてシンザン展は道頓堀と京都競馬場で開催されたのです。

 

 田中さんはシンザン記念の日にはミスシンザン2名を連れて京都競馬場へ来るのが恒例になっていました。当日は、ウィナーズサークルの外で田中さんと軽く会釈をするのでした。新型コロナで色んな行事が中止されました。再開された今、田中さんは昨年亡くなられていたのを知りました。本当にお世話になりました。シンザン記念といえば田中さんを思い出します。来年は京都でシンザン記念を見られると思います。

 合掌!