今日は試写会でした~。観たのは、
| 『怪談』 |

怪談落語や歌舞伎で人気演目である『真景累か淵』を原作にした、深い業(ごう)の縁で結ばれた一組の男女を中心とした愛憎劇。
監督はあの「リング」で名を馳せた中田秀夫監督。この監督が、こういうタイトルの映画なら、さぞ映像に凝った恐怖系かな……と思ったらそうでもない。
個人的に、「リング」についても、「恐怖」というより「驚かせ」(笑)ってイメージが強いので。今回も正にそれ。
ただ、前提としていえばこの映画、
| 怖いのを期待して観たら、ガッカリだと思われますな |
冒頭でも言ったように、あくまで「愛憎劇」としてみたほうがいいですね。
主演の「煙草売りの新吉」に、歌舞伎界のスター・五代目尾上菊之助。


そして、その息子ほども若い新吉と互いに一目惚れする三味線の師匠・豊志賀に黒木瞳


この二人、武士である新吉の父が実直な金貸しである豊志賀の父から金を借りたが返せずに、思い余って殺してしまい、いわくのある池に捨ててしまう、というダークな親同士の関係がありながら、新吉はまだ幼く、豊志賀はこの真相は知らない。二人は強烈に惹かれ結ばれる。しかし、豊志賀の家にある父の位牌が何かを物語る…。豊志賀の妹の夢枕に立ち、「よりによって新吉と……」と嘆く……。随所随所に父の怒りと受け取れる不思議な現象が起こり、徐々に二人の間に暗雲が……。特に豊志賀には年上である引け目から、新吉に近付く女全てに嫉妬の炎を燃やし、徐々に弟子たちも離れていく……。
すさんでいく豊志賀はついに妹(木村多江)にまであたりだす始末。


※主役をはることはないんだけど、けっこう好きな女優さん(〃▽〃)♪
新吉が諌めると食ってかかって、そのとき誤ってバチで豊志賀の目の上を切ってしまう。この切り傷が思いのほか重傷で、治るどころか腫れが広がる一方。豊志賀のココロのすさみも進む一方で、新吉は豊志賀の弟子(井上真央)の純粋で健気な姿に心を打たれていた。


そんなとき、ついに豊志賀がこの世を去ってしまう……最期に書き留めた、新吉宛の書には「今後、嫁をもらったら、とり殺してやる」と書かれていた……
キャストにはこのほかに、新吉がその後所帯を持つ相手に麻生久美子


その父に津川雅彦、その愛人に瀬戸朝香


あと、「どぅーーん」の村上ショージがいい役をやってますね。
個人的な感想としては、
| まぁ、よかった |
くらいですかね。面白い!!ってほどでもなかったけど、しっかり最後まで観ることができました。
この映画に1800円は……ちょっと高いかなぁ。ただ、
| 麻生久美子と木村多江が出てるので、値段相応♪ |
いい加減な批評だこと(笑)
流れとして新吉に関わった女性はある一人を除いて死んでしまうのですが、関わり方の描写としてもう少し細かな心理描写があってもよかったかなぁ、と。極端に言うと、フラッと知り合ってちょっとちちくりあってるウチに死んじゃった、みたいな印象を持ちました。
もう少し、知り合う過程、互いに惹かれあう、思いが高まっていく過程を細かく欲しかったかな。特に麻生久美子が関わってくる部分。瀬戸朝香も、目立つが故に役柄設定の浅さが気になったかな。
そうそう、冒頭に親同士の因果について触れるんだけど、その部分があまり活きてこないように思えた。新吉も豊志賀も、相応の苦労があって成長してきているんだから、その辺ももう少し触れたほうかいいのでは。
実際、原作ではもっと微に入り細に入り書かれているようですので、一度その落語を聞いて見たいと思いますね。想像力がかきたてられる分、もっと怖いのかも知れません。
それと、冒頭に書いた「驚かせ」だけど、こういう内容にするのであればあまり必要がないと思う。だったらもっと愛憎の部分を細やかにしてほしかったですね。なんとなく、どっちつかずの中途半端な感も否めません。
せっかく、これだけの豪華キャストをそろえたんだから……
オトコの心理、という意味で見ると、背筋の凍るような思いであることには違いないかも。ただ、新吉は非常に女まわりがいいという部分は、反面でうらやましい(笑)
尾上菊之助は映画初主演ということでしたが、さすがは歌舞伎界のプリンスだけあってこうした時代劇の所作なんかはしっくりとしていましたね。映画の冒頭部分で、江戸の雑踏の中で煙草売りをするシーンがあって、客寄せの声がキレイだねぇ~。この辺もさすが!!というところですかね。
エンディングロールには、あゆの歌。基本的に暗い映画だから、彼女の歌とマッチしてるかも。この辺のセレクトは、結果オーライかもしれないけどよかったんでないかい!?
ロードショーは今週の土曜日(8月4日)から。

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