小・中・高と同じ道を歩いた友人の父親が亡くなった。67才。長寿国・日本においては、
まだまだ若い旅立ちであるといえるでしょう。
その友人との出会いは小学1年。皆同じ幼稚園から上がってきた中で、ヨソから来たオレを仲間に
入れてくれた優しいヤツ。
野球を中心に、スポーツ好きっていう共通項があったせいで、かなり仲良くなって、よく遊んだ友達。
で、同じ学童軟式野球のチームに入って、彼がショート、オレがセカンドでした。
ただ、その試合で守備でも攻撃でも、彼が何かしらのミスをすると、ベンチ裏でオヤジさんにひっぱたかれてたっけ。
元来、心の優しい彼は萎縮しちゃうんだよね。中学でも野球部やってたけど、小さい頃ほど純粋に
野球好きでやってる、って感じではなかったなぁ。希望ポジションも外野にしてたし。
仲間でやってるときは、無邪気に笑って野球やってたけど、チームの試合で、というよりオヤジさんの
前で野球やってるときは、面白くなさそうだった。
お勉強のできる彼は、ムリすれば地元のトップの高校へいけたんだけど、一つ下げてオレと同じ高校へ。
そこではもう、野球をやるつもりはなく、「miz、オレはもう甲子園はあきらめるよ」って寂しそうに
いってたなぁ。そういうのを聞くと、「いままで、あの厳しいオヤジさんに、やらされてたのかなぁ…」
って思い、なんとなくかわいそうな思いもしました。
今日のお通夜の席で、坊さんのお経を聞きながら、そんな昔のことを思い出していました。
家族の挨拶は、喪主(=故人の奥様=友達の母親)に代わって長男である彼が話しました。
時折つまることはありましたが、立派に挨拶をする姿をみて、「いつかはオレも、こうして親を
送ってあげなければなんないんだなぁ…」としみじみ感じた夜でした。