W杯日本代表グループステージ | ☆青空 Interceptor☆

W杯日本代表グループステージ

日本代表が見事グループステージを勝ち進んで一夜、

ポーランド戦の終盤において見事に賛否・・・どちらかというと否、叩かれ気味である。

僕は見事だと思うし、すごいとも思った。

そんな僕がグループステージの考察というか、

思ったことを書いてみようと思いつつも、

試合がつまらなかったという理由で叩いてる人に、ちょっとでも分かってもらえたり、

こういうことがあるからサッカーは面白いということが伝わればいいなと思う。

 

 

まず第一に日本は弱い、とてつもなく弱い。

世界基準で見た時に、日本代表と同じグループに入ろうものなら、

安牌、確実の勝ち点と思えるように思われている。

その上ゴタゴタの解任劇場の中、W杯が開幕した

 

 

第1試合のコロンビア戦

奇跡で勝ったと言ったら代表の選手に失礼だし、策がハマったとも言える

記憶にあたらしい前回のW杯で日本はコロンビアにフルボッコの4-1で負けている

ファルカオ、キンテーロ、ハメス・ロドリゲス

と世界レベルの選手がいる中で、開始3分のビッグチャンスかつまさかの1発レッド

タラレバの話は意味はないが、意味ない上であえていうと、

カウンターで大迫が打ったシュートがもし入ってしまっていたら、

コロンビアが本気出して更にボコボコにされたかもしれないし、

イエローカードでPKで1点を取っても同様。

1点かつ、守備の選手に退場者が出たということがかなりの追い風になったことは間違いない。

 

コロンビアはもちろん攻勢に出てくるが、

日本はとにかく走る、走りまくって数で優位を取りながら守るが同点に追いつかれてしまう

どうしても安牌である日本から勝ち点3を取りたいコロンビアも、

とにかく走る日本の選手に対して点が取れず、好調だったキンテーロを下げて、

故障明けかつ、アップすらしてなかったハメス・ロドリゲスをINする

それぐらいコロンビアは日本の守備に対して切羽詰まってたように思えた

 

日本代表は過去にも個で打開されて失点するシーンが多々あり、

そこから大量失点するゲームは過去にも多々見られた。

(オーストラリア戦、コートジボワール戦等)

ハメスで点を取れるかもしれない。

好調の選手を下げてでも、点を取れる選手を投入した

コレに助けられたのは日本で、ハメスは明らかに調子が悪いのも見てわかった

 

その結果本田のCKから大迫が点を取り、勝ち越しで勝利を掴んだわけだが、

試合を通してみてもコロンビアが10人だと言うことを忘れるくらいに押し込まれたし、

10人相手とはいえ、コロンビアから失点1というのはそれだけすごいこと

それを跳ね返して勝ち取った勝ち点3というのはすごいことだと思う。

 

ゲームを見ていた方はわかると思うが、それだけ白熱したゲームだったということ。

 

 

第2試合のセネガル戦

 

ポーランドに勝ったセネガルとの対決は、

両チーム共に勝てば決勝トーナメント行きがほぼ確定

しかもセネガルの次の試合はコロンビア、

日本の次の試合はポーランド、

とどちらも超強豪国なだけに、どうしても勝ち点3が欲しくなる両国

 

アフリカのチームで身体能力は抜群、

今ではTwitterでコラネタにされているが、身体能力のアフリカに、戦略を持ち込んだシセ監督

対人ではかなり劣る日本代表

 

案の定先制点を取られたが、すぐに追いつくシーソーゲームとなったが

すぐに追いつくことができた日本が型にハマったこともありながら

セネガルのエースであるヨーロッパの強豪クラブリバプールのマネを

酒井宏樹が徹底的に抑えたこと、

中に入ってくるセネガルのアタッカーを、対人で勝てないまでも長谷部がワンクッション体を当てて、

1手遅らせた上でDF陣が止めに行けたこと

そして前試合と同様に徹底して日本が走ったということ

戦略を持ち込んだとはいえ、セネガルの連携がいまいちだったこと

柴崎のゲームコントロールが抜群に良かったこと

すべてがハマってドローになった

 

格上に対して2度追いつくシーソーゲームを展開した日本

取っても白熱したのは間違いない。

 

 

 

 

そんな中での第3試合ポーランド戦

日本が決勝リーグに進出できる条件を改めて確認すると

 

勝利→決勝トーナメント出場決定

引き分け→決勝トーナメント出場決定

負けの場合・・・

コロンビアの勝利→セネガルとの得失点差→FPポイントの差

セネガルの勝利→決勝トーナメント決定

引き分け→敗退

 

一方で相手のポーランドは既に2敗で敗退が決定しているが、

FIFAランク8位のポーランドが1勝もできませんでしたは許されるわけもなく、

敗退とはいえどうしても勝ちたいのがポーランド

 

2敗してるとはいえポーランドは弱くない

体格も大きく、FWのレバンドフスキーはドイツリーグの得点王

セットプレーからの破壊力は抜群で、これがすこぶる日本と相性が良くない

 

そんなかで試合が開始

前半は0-0、思った以上にレバンドフスキーが良くない

ペナルティエリア付近で足元で貰えば点が取れるレバンドフスキーに対して、

離れた位置からロングボールしか飛んでこないことに苛立ち感があり、

正直やる気がいまいちだった感があったのは儲けものだったと思う

 

そんなか後半にセットプレーで失点してしまう

ポーランドの良いところ、日本の弱点がもろにぶつかったところだと思うし、

これはもうしょうがない・・・じゃすまないが、やられるべくしてやられた感はある

 

一方コロンビア×セネガル戦

日本が負けている状況下において、この2チームは正直頑張る必要がない。

どっちも決勝トーナメントに行けるわけだから

 

 

一旦話が脱線するが・・・

グループリーグの最終戦は2試合が同時キックオフとなる

それは八百長を防ぐと共に、相手の結果次第で作戦が変わって、

試合開始前からゲームプランが組み立てられてしまうから。

 

それを最小限に勧めるための同時キックオフである

相手試合の結果によって戦略を変えることはできるが、

そもそもゲームが途切れず進むサッカーにおいて、

試合中に戦略を綿密に打ち合わさえるなんてことは相当難しいし、簡単なことではない

 

閑話休題

 

そんな頑張らなくても良いコロンビアがセネガルから先制する

というのも・・・

下のトーナメントは決勝トーナメントのドロー表になるが、

はっきり言って左の山はただの地獄

 

コロンビアは優勝を狙えるチームだし、

優勝を国として目指して望まれている国である

そんな状況下において、セネガルに勝てば少しでも可能性の上がる

左側の山に入りたいという希望は少なからずあったと思う

 

 

コロンビアが1点先制して以降、明らかにセネガルの攻めは空回り気味だったし、

コロンビアは守備的な戦略へと切り替え、時間稼ぎもするようになった

 

その結果を受けて、残り15分で日本はこれ以上失点しないという決断をする

この状況下における日本が決勝トーナメントに出場する条件として、

 

①ポーランドから残り15分で点を取る

 

②下記条件をすべて満たして負ける

  セネガルがコロンビアから点と取らない

  日本がこれ以上失点しない

  日本がイエローカードをもらわない

 

このどちらかを満たす必要がある

このどちらに舵を取るかを監督は決断し、

作戦を打ち合わせる時間もない中で選手がそれを実行する必要がある

 

他試合の結果が今後に影響する以上、コーチ陣は常に状況を把握して

監督に伝えていたのは試合映像を見てもよく分かる

それを選手に伝えるかどうかは監督の仕事

 

①を選択した場合、体格差でも劣る日本が無理に攻め込みでもしようものなら

カウンターをもらって失点するかもしれない、

無理な攻めをしてカウンターを止めるためにカードが出てしまうかもしれない

失点しなくてもイエローカードが出るかもしれない

この無理な責1つで、もしかしたら負けても決勝トーナメントに進める可能性のある

条件②で満たすべき条件2つを失う可能性がある

 

 

②を選択した場合、相手に身を委ねるしかないし、もしもセネガルに追いつかれようものなら・・・

その上作戦を徹底しなければならない

不本意な選択を選手全員が共有した上で徹底して

時間を使う

イエローをもらわない

無理しない

 

 

相手に身を委ねるしかないとはいえ、可能性はあったのも確か。

 

①コロンビアが既に守備的かつ時間稼ぎに入っていたこと

  これは日本の結果を受けて現状で1位抜けが確定している

 

②ポーランドが既に予選敗退が確定していること

  最低でも1勝しなければいけない中で、無理にこれ以上攻める必要がない

 

③日本はイエローカードが少ない

  無理をしたコンタクトさえ避ければ絶対にイエローカードは増えない

 

 

これだけの要素が揃った上で、残り15分で負けているにもかかわらず

時間稼ぎの手段に出た日本代表

当然のようにブーイングは出るし、試合は時間が経つだけのつまらないゲーム

ポーランドも勝ちが確定しているので、無理をしないのでボールを奪いに来ない

 

ただし・・・この作戦を取ったリスクとして、

セネガルが点を取ろうものならアウト

この作戦を決断した監督や選手は総スカン

 

今回、日本代表監督でもある西野監督はJリーグ最多勝利数監督でもあり、

今後も監督の可能性はいくらでもあるが、

この作戦はグループリーグ敗退しようものなら、その将来がすべてなくなるどころか、

下手したら日本に帰国できないレベルのものである

 

しかも、この作戦を決断したからと言って、プレーするのは選手である

他試合の結果に身を委ね、この試合は負けても良い

常に勝負の世界で生きてきた選手に取って負けて良いという選択。

 

指示は出てるけど点を取りたいんだ!

と思う選手が1人でもグラウンドにいたら成立しない作戦

会場からはとんでもないブーイング、

セネガルが点をとったら成立せず

 

そんな中ですべてを天秤にかけて究極の選択をした監督、

全員で意図を共有してグラウンドでパスを繋げ続ける作戦を実行した選手

そして勝ち取った決勝トーナメント進出

称賛の言葉がいくらあっても足りないと思えるゲームだったと思う。

 

もちろんポーランドに勝ってればこんなことをする必要はないし、

失点しなければこんな必要なないのかもしれないけれども、

前述したように日本は強くない。

弱者の戦い方を徹底した残り15分

 

 

這いつくばってでも決勝トーナメントに行きたいと言った長友

W杯はそれだけのものだし、そうしてでも勝ち進みたい

それだけ大きな大会ということは知っていてほしいなと思うわけです。

 

確かにゲームはつまらなかったと思う、それは僕も思う。

でも、勝ち進むことと、面白いゲームというのは別物だし、

勝つという前提のもと、つまる/つまらないの話である

ただなんとなーく4年に1回見てるW杯かもしれませんが、

W杯ってそれだけのものなんです。

 

 

グループリーグを這いつくばって勝ち進んだ日本代表をどうか応援してほしいなと思うわけです。