今日は映画【ナチョ・リブレ】を観ました。

上映開始が昨日11月3日で、なあんでこんなに早く観に行ったのか、自分でも不思議。

以前、ホラー映画の【ディセント】を渋谷で観たときに既にナチョの存在は知っていたので、観に行こうと思っていたのです。


初めは、出来の悪い神父にも、何にもなれない悪たれなのですが、子供が


はら一杯サラダが食べたいなあ


の一言に動かされ(というか、本当は自分が、美人にちやほやされ、観衆を魅了したいというのが最大の目的のような気もしたけれど)、お金を稼ぐためにナチョドール(プロレスラー)を始めるというお話。


本当は、ものすごーーーーーーーーく笑えるのを期待していったのですが、思ったより笑えなかったのは、私の心がかさついているからかしらん?というほどなんでもない展開が過ぎていく感じでした。

私は笑いの栓がゆるくて会社でもゆるすぎるゆゑの警告が出されるほどゆるいのですが、どうしてか笑えません。


困ったなあ、つまらないなあ、かえろっかなあ・・・


と思いつつ、最後の15分あたりに来て、なんと不覚にも、


泣いちゃいました(T^T)


何に心が動かされたのかわからないのですが、多分、今私が欲しているものがそこにあったのです。

ナチョは初め、教会のご飯のためのお金を稼ぎます。最初の試合から始まって、負けても、


「お前たちおもしろいから、来週も試合を(興行を)うってやるから、来い」


と言われてひたすら試合に出るのですが、途中から、ナチョは、


「お金より勝ちたい」と言い始めます。これが、多分、心の中の本音だったんでしょうね。

今まで、教会のご飯を作ること以外になんの楽しいこともなく日々過ごしてきた自分に、いろんな目標ができて、ステップをふみながら、自分が何がしたいのかわかる。

神様の教えや、子供たちのご飯なんて体面はいいんです。


勝ちたい


純度の高いものを感じると、それがなんであれ、人間心が動いちゃうんですね。

笑いたい、より、じーーんとする、ってことでおススメしたい一品です。





え?違う??