【純情きらり】の土曜日のものを見て、うらやましい、あーいう男の人はいないものかと本気で思った。


寺島しのぶ扮する長女・笛子とだんなのトウゴ(西島秀俊か?)のやりとりである。

戦争中妹の桜子が義母が死に、許婚の達彦が死んだと聞いて弱っている時に、トウゴに優しくされ、ふらふらっと心を移したことを姉の笛子はずっと不信に思っていた。

で、結局、色々事は収まって、笛子がトウゴに軽く甘いいやみを言うシーンである。


笛子は、「女の人は他にもたくさんいるのに、なんで私を選んだのか言ってみて」的なことを言う。

トウゴは、「やきもちやきだし、短気だし・・・」と笛子の短所ばかりを挙げ連ねる。

笛子は、「全然いいところないぢゃない」といえば、トウゴは「おなごは、そういうでこぼこがあったほうがいい」と言う。


おなごはでこぼこがあったほうがいい!


すばらしい!なんか明日から生きていく勇気が出てくる。そうだ、でこぼこでいいんだ!


・・・ふと自分を省みる。


でこ、がない。

秀でているところがない。


・・・ぼこぼこだけでもだいじょうび?