黒い悪夢に誘われて

泣き叫んでた自分がいました

思い出の業火に妬かれるならば

所詮虫けらのクズなのです

冬の匂いに誘われて

心の中に降り積もる

記憶という小さな虫は

振り払うことしかできなくて

矛盾の矛先が胸に当たるから

大人のフリをして誤魔化していた

嘘に嘘を塗り

自分の姿がわからくなる時

なんでだろうと首を傾げた

真っ白なキモチが消えてしまうなら

僕は青いままでいい

いつか赤く腐るなら

青いリンゴのままがいい

いつか赤く潰されるなら

青いリンゴのままがいい