結婚式をしたい!ウエディングパーティをしたい!

二次会もしたい!新婚旅行もいきたい!など・・・

結婚を決めたお二人にとってその後のコトを考えている事はわくわくして素敵な時間。

 

それがコロナのことで、皆さんの「想い」「気持ち」「状況」が色々交差してどんな風にお客様に接したらいいのか?

自分たちも始めてのことばかりで、自分のアドバイスが正解かどうか答えがはっきりしない中で対応させていただいています

 

そんな中、先日、ある再婚カップルのフォトウエディングのお手伝いをさせて頂きました。

 

3月に入ったばかりのある日。すごく久しぶりに20年来お世話になっている方からご連絡がきたんです。

 

「僕の高校の同級生が再婚することになって・・・写真だけでも撮りたいというから相談に乗ってあげてほしい」と・・・。

 

お電話を差し上げてお話しを聞かせていただきました。

 

年齢は69歳。奥様は54歳。

お二人とも再婚同士。お相手は双方とも死別だったとのこと。

お電話だけではわからないこともあるのでまずお話しを聞かせてください。ということでお越し頂きました。

 

お互い、もう結婚はしないと思っていたということ。

釣りがお互いの趣味で、最初はそんな釣り仲間の紹介でみんなで逢ったりしていたということ。

それも、彼は川釣りがメインで、奥様の方が大物釣りの「海釣り」でマグロとかも釣るようです。

 

お話しを聞けば亡くなった奥様のために全身全霊で世話をされ、最期は彼の腕の中で眠るように亡くなったと聞いて、「あ~、奥様をキチンと愛した方なんだ」と思ったのです。

そんな彼が、高齢になり、このあと一緒に生きていきたい人に出会えたコトに素敵だな。と素直に感動しました。

 

二人で写真だけでも撮ろうか?と素敵な教会のある観光地に行かれて自分たちの予算では難しいコトを知り、高校時代の友人にその話をしたらその方が私のコトを紹介してくださったということです。

 

 

どうしてその方と結婚を?と聞いたらはっきりおっしゃったんです

 

「彼女はホントに明るくて、笑顔が素晴らしくて最高なんです」

 

なんて温かく優しい言葉をはっきりいってくださるんでしょうか?

 

撮影場所は、地元で教会がある会場で写真だけでもOKな場所。

ということで普段お世話になっている会場さんにご相談して平日で定休日でしたが

ある日をピンポイントでお願いしました。

その日は彼の70歳のバースデーでした。

 

試着にその会場に行って奥様にもお会いし、素敵な笑顔をされる方だと思いました。

ご病気をされて闘病をされていた奥様は、それを隠すこともなく前向きにお話しをされていました。

 

そして当日。

空は晴天!大きな会場にはおふたりとスタッフ数人のみ。

 

 

 

 

ゆったりと撮影が行われました。

カメラマンさんも、会場のスタッフさんも皆笑顔!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は恥ずかしそうにされていたお二人でしたが、良い表情のものがたくさん撮れました。

 

 

そして、今回コロナで大変で!という言葉が挨拶のようになっていますが、お二人の撮影のお手伝いをする中で結婚について前向きに考えられる時間になったなぁと思いました。

 

 

あっ!!個人的に嬉しかったこと。

この日のドレスコーディネーターさんが、私が2005年に「ウエディングプランナー」養成講座で半年間、受講生だった生徒さんだったということ。

「先生に教えてもらった資料、まだ持ってます」

なんて言葉聞くと嬉しくって。

 

お二人のスタートを皆が「おめでとう」と大きな声で普通に言えるように色々考えてやっていきたいと思えた1日でした。