作ったことがないお友達のために、ぜひご説明したいと思い、書かせていただきます。そのためかなり長いです。気長にお読みください

まず、材料と分量はこちらです。
・直径6cmの丸型で抜いて約7個分
材料:薄力粉250g、無塩バター90g、砂糖30g、卵1個、
牛乳(卵とあわせ120ml)、ベーキングパウダー10g、塩2g
※卵はできればLサイズで。なければMでも可。
※計量カップに卵をいれ、牛乳をいれて総量が120mlになるようにしてください。
事前準備:粉、砂糖、塩は一緒にしてあらかじめふるっておく。バターは1cm角に切り、冷蔵庫で冷やしておく。牛乳と卵は少し室温に戻す。
さて、やっていきましょう。
ここでまず注意です。この作業は、手早くしなくてはなりません。バターを粉へ練りこんでいくのですが、バターが溶けだしてしまうほどゆっくりやると失敗します。手順を頭に入れ、手早くやりましょう。
そんなに難しい作業ではないので大丈夫です

作業をする部屋の室温と湿度があまり高いのもだめです。換気するなどして、少し涼しくしてください。20度以下でやりましょう。あと、ガス台の近くが温かい時、その近くでやらないでください。とにかく涼しいところでやります。部屋が寒い時は自分が厚着してください。手が熱い時は水で冷やしましょう。
まず、ボウルにふるった粉をいれ、その上にバターをのせます。バターが大きすぎると、練りこむのに時間がかかります。慣れない場合は、作業に時間がかかります。1cmと書きましたがそれより小さくてもいいです。

バターを、粉へ練りこんでいきます。やり方としては、粉をバターにまぶして、つぶしていくような感じです。それを繰り返していき、バターの粒が小さくなり塊がなくなるくらいまで続けます。
こういう風に、指先で押して、粉をまぶしてつぶすようにしてください。バターの塊がなくなるまで続けます。
すっかりバターが粉の中へ入ると、こうなります。さらさらしていますよ。

加えたら、フォークでまずざっと混ぜます。これも、手でさわって生地の温度をあげないようにするためです。
ある程度、フォークでかき混ぜたら、手でざっとまとめます。このようにします。

次に、生地をこねます。これは10回です。多くても少なくてもだめです。まとめた生地を二つ折りにし、手前から奥へ手のひらで押してやるようにしてこねます。生地があたたまらないように手早くやってください。
こねる、というよりも、生地を押してまとめる、というイメージでやります。こねすぎには注意です。
こねあがったあと、生地を平らにしてラップに包みます。2cmの厚さにします。

型抜きして焼く時、いったん抜いた後の生地を再び重ねても、その生地は美しく膨らみません。なるべく、1回で全部型抜きできるよう、自分が使う型の大きさとの兼ね合いを考えて平らにのばしておきます。
この後、生地を1晩冷蔵庫で寝かせます。時間がない場合は寝かせなくても、すぐ焼いても大丈夫です。寝かせると、焼いた後の食感がよりしっとりと、生地の極めが濃密になるので寝かせています。初めて作る時は、寝かせなくてもいいでしょう。
寝かせない場合、ラップに包む必要はありません。そのまま、型抜きするかカットして焼いていきます。
カットする時、台の上に打ち粉をするか、もしくはラップを敷くと生地がくっつきません。
型で抜いてもいいですし、このまま包丁でスクエアにカットしてもいいです。型抜きする場合は、前述のとおりなるべく1回でできるようにします。型抜きできず残った生地は、まとめて手で適当な大きさに成形します。
膨らみますので、少し間隔をあけて並べます。天板にはオーブンシートを敷くといいですね。

180度で20分焼きます。天板が回転しないオーブンの場合、途中で天板を取り出し向きを変えると、均一に焼き色がつきます。その点はご自分のオーブンのくせを見て調整しましょう。
オーブンを予熱する場合は、焼く温度から10度プラスして余熱しましょう。家庭のオーブンは開けるとすぐ庫内の温度が下がります。焼く時は、焼成する温度に戻します。

はい、出来上がり。美しく膨らんでいますよ!
焼き足りないかな?と思った時は、10度下げて2~3分様子を見ながら追加して焼きましょう。

型抜きを繰り返してまとめた生地は、型で抜いてもこういう風には膨らみません。でも、もちろん手でまとめて焼けばきちんと膨らみます。もこもこした感じになります。
生地を焼く前、伸ばす厚みによってはできあがる個数が変わりますし、使う型でも変わってきます。出来上がりの個数は目安です。
あまり大きな型で抜いたり、カットするのが大きかったり、また逆に小さくても焼き時間が少し変わってくるので、この生地の分量ならだいたい7個前後の個数を作るつもりでやりましょう。
いかがでしょうか?すごく簡単なので、慣れると、生地をまとめるまでの時間は15分くらいでできますよ。
また、慣れていなくても、それくらいの短時間でやるようにしてください。長く生地を触っていると、あたたまってバターがとけ失敗します。
生地を寝かせる方法をとれば、前日の夜に仕込んでおいて、朝はすぐに焼くことができます。焼き立てのスコーンがすぐに食べられます。
寝かせなくても、手早くやれば1時間で完成します。
どのようなレシピ本を見ても、だいたいこんな手順ですが、1つ違うのは生地を1晩寝かせることです。このやり方をとっているレシピはあまりありません。もちろん、寝かせてもそのまますぐ焼いてもいいので、その時の状況でやっていただければいいと思います。
材料ですが、こういうシンプルなお菓子の場合、少し良い材料を使うと格段に美味しくなります。薄力粉はできれば製菓用のものをおすすめします。
スポンジ生地ではないので、スーパーバイオレットでなくていいのですが、粉自体にうまみのある、しっかりしたものがいいと思います。私はいろいろ試したのですが北海道産のドルチェを使っています。
バターもいろんな種類があるので、好みのものをお使いください。できれば発酵バターを使ったほうが、より一層美味しくなりますよ。
塩は、たったの2gですがすごく大事です。美味しい塩を使っていただくと、味わいが全く違ってきます。精製塩ではなく、ミネラルバランスの良い美味しい塩を使っていただくことを強くすすめます。なければせめて粗塩にしましょう。
卵、牛乳は新鮮なものを。牛乳は低脂肪乳ではなく、普通のもので大丈夫です。もちろん、美味しいものを使えばより美味しくできあがります。
作り方も材料もシンプルなので、どの粉とどの塩、バターを組合わせるかで味が全く違ってくるし、寝かせるかどうかでも違います。こういうところにこだわっているところはかなりマニアックだと自分でも思いますが、かなり研究しているんです。面白いんですよ。
あまりこだわりすぎて、特別な材料を使ってしまうと、それが入手できない時に作れなくなるので難しいところです。
スコーンにはこだわりがあるので、つい長く語ってしまいました。すみません。
私のマニアックなこだわりは置いておくとして、材料は普通のものでも十分なので、気軽に作ってみてくださいね。
焼き立てはとても美味しくて、感動しますよ。こういうお菓子は、おうちで作って焼き立てを食べるのが一番美味しいと思います
長々とおつきあいいただき、ありがとうございました

