一段上を目指せ。「本物」を目指せ。 -2157ページ目

averageを引き上げる

今100%でできることを60%でできるようにしたい。


どうすれば可能か?


NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀 」佐藤可士和さんの回で出た話。

この番組はproject Xの現代版という企画。


「art directer=医者」


art directerという仕事にも医者のように論理的な側面が必要なのだと言う。


「これ面白い」と感じた時、何故そう感じるのかをトコトン突き詰める。

すると関連するキーワードがボロボロ出てきて、それらを並べ替えると「論理的」になると言う。


そうして、感性の奥に隠れている論理を読み取ろうとしているのだそうだ。


論理は英語でlogic。語源はギリシャのロゴス(λογος)。


理性、論理、言語、といった意味。


論理を捕まえれば法則的知識で対応可となる。

論理という、目に見えないものを捕まえる。


論理を捕まえないと感性に頼ることになり、averageが維持できないのだと言う。


確かに、テキトーにテスト勉強してテスト受けても後何も残らない。


考えるプロセスを試行錯誤し、迷いながら苦労して作ると自分の中にデータとして残る。


それが未来の思考の糧になる。


混沌とした時代の最先端を走る人、特にこの番組に出る人は皆logicalに考えている。


しっかりした合理性という基礎の上に、プロの発想がある。



時代はポストモダンなのか?


いや、違う。

モダンは続いている!


だって近代って合理性追求の過程のこと。


会社だって学校だって工場だって皆合理性追求しているし。


学校出ても、結局社会も数字を求めているし。


数字を、結果を安定させる為にlogosでaverageを上げる。