averageを引き上げる
今100%でできることを60%でできるようにしたい。
どうすれば可能か?
NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀 」佐藤可士和さんの回で出た話。
この番組はproject Xの現代版という企画。
「art directer=医者」
art directerという仕事にも医者のように論理的な側面が必要なのだと言う。
「これ面白い」と感じた時、何故そう感じるのかをトコトン突き詰める。
すると関連するキーワードがボロボロ出てきて、それらを並べ替えると「論理的」になると言う。
そうして、感性の奥に隠れている論理を読み取ろうとしているのだそうだ。
論理は英語でlogic。語源はギリシャ語のロゴス(λογος)。
理性、論理、言語、といった意味。
論理を捕まえれば法則的知識で対応可となる。
論理という、目に見えないものを捕まえる。
論理を捕まえないと感性に頼ることになり、averageが維持できないのだと言う。
確かに、テキトーにテスト勉強してテスト受けても後何も残らない。
考えるプロセスを試行錯誤し、迷いながら苦労して作ると自分の中にデータとして残る。
それが未来の思考の糧になる。
混沌とした時代の最先端を走る人、特にこの番組に出る人は皆logicalに考えている。
しっかりした合理性という基礎の上に、プロの発想がある。
時代はポストモダンなのか?
いや、違う。
モダンは続いている!
だって近代って合理性追求の過程のこと。
会社だって学校だって工場だって皆合理性追求しているし。
学校出ても、結局社会も数字を求めているし。
数字を、結果を安定させる為にlogosでaverageを上げる。