教える側がつまんない時って、教わる側が楽しいはずない。
「教える側がつまんないと感じてたら、教わる側は絶対つまんない。」
教職の先生のアドバイス。
逆も真だ。
プロフェッショナル の今週の回、サッカー清水商業の監督。
先生は年に10日位しか休まないそうだ。しかも6:30には学校で朝練。
「先生は旅行はなさらないのですか?」
この先生曰く、「こっちの方が面白いから。」
自分が「本当に心から伝えたいもの」をもってやってる人だ。
先生自身が教える事に飽きない。
てか、余計に好きになっていく。
そんな人になら、付いて行きたくなる。
今回の放送の概要。
●「自分で考えた答えだけが、自分のものになる」
先生は安易に答えを教えない。自分で徹底的に考えさせる。大いに参考にしたい。
組織はどこであっても、優秀な人材は常に不足している。
特に我々学生の部活は4年で代が総入れ替え。
優秀な後進の育成は生命線。強豪校もすぐ凋落しかねない。そのぐらい危機感がある。
●けじめを重んじる
高校生を大人扱い。
「だらしなくて損すんのはお前らだぞ。」
シャツを出してチャリ乗ってただけでインターハイ予選メンバーから外す、靴の踵潰すななど。
●プロフェッショナルとは
何かを突き詰めていっても、まだやり方が何かあるのではないかなと。もっといいものがあるのではないかという求めていく欲みたいなものを持っていること。
それに対する、悪い例。
「課外授業 ようこそ先輩・田嶋陽子」を1限の教職授業で見た。
田嶋さんは、幼い頃厳格な母に育てられた。
その母は小学生の頃に寝たきりになり、田嶋さんを定規でひっぱたいたそうだ。
「女の子らしくしろ!」とか。
家に帰るのが嫌で、学校の校庭にも日が暮れると、もう居場所が無い。
運動も成績も抜群の彼女には、学校が居場所だったそうだ。
ところが中学の時、尊敬してた先生の言葉。
「今は女子の成績良いが、すぐに男子の方が上になるんだぞ。」
この言葉が、フェミニズムに進む事を決めさせたという。
曰く「中学生の頃の言葉って、消えないんですよ。あんなこと言われなければ、こんなに一生戦わなくてもすんだのに。今でも悔しい。」
悔しくて涙流してた。
結婚できずに今まできて、課外授業で会った子達はもう孫でおかしくない。
教師は一言で、人の一生を壊してしまう事だってできるのだ。
教師という存在の重責を肌で感じた。