一段上を目指せ。「本物」を目指せ。 -2122ページ目

バイトで教わったこと

自分が動かなければ回らなくなる


自分が以前ファーストキッチン でバイトしていた時に悟った。


土日の昼となると、駅前にあるのでお客さんが押し寄せる。店の外に行列が出てしまうほど。


特に祭りの日、中学生の県統一テストの終わった後などはキッチンが戦場と化す。


ピザの注文48枚なんていう事態が・・・


ピザは1回に4枚焼けて、4分かかる・・・

その他にも。バーガー普通1回にmax6個作れるのを、8個(6でかなりキツイ)にしてもまだ回らなかったり。


自分が止まることは、このファーストキッチン川越アトレ店の死を意味する。店長、マネージャー、その他皆もろとも路頭に迷わせてしまう。


その「死」が、間近に感じられた。鳥肌が立った。


それ以来、自分が動かないことによって見えないリスクが勝手に発生することを学んだ。




もう1つ。


パスタ発売で注文が殺到した時の話し。


パスタのソースをビニールから開封し、切った口を調理台に放置した瞬間、店長に叱られた。


一手間だろ


その通り・・・。ごみを捨てるなんて一手間。2秒で十分。


その2秒を惜しんだだけで、口からソースがこぼれ、拭くのに布巾を取りに行って、拭いて、・・・10秒近くロスする。


ファーストフードでこの8秒の差が命取り。8秒が積み重なり、お客様へお出しするのが1分遅れ。


料理なんて1分で相当冷め、おいしくないとクレームがすぐ来るのだ。


そしてその客が悪い評判でも流したら・・・やはり店の「死」に行き着く。



自分らは、日常簡単な事、5秒で済むことに長い時間かけてはいないだろうか。いや、後回しにして汚れのこびり付きを増やしていないか。


日常の雑事は、たった2秒の手間を割くだけで大幅に削られるのだ。


その事を店長はコンパクトに、インパクトある言葉にまとめて下さった。



ファーストフードでのバイトは自分にいろいろなことを教えてくれた。

ファーストフード店の方々は本当に今でも尊敬する。



底辺校と言われ馬鹿にされてるような高校の人で、自分よりも遥かに仕事が確実で、気が利き、しかも明るい女の子もいました。


そこでは時給760円でしたが、人生勉強させて頂いた。


社会に出たら、学歴なんていう考えは捨てないとやっていけない。そんな過去に拘っていてはすぐ最後通牒を突きつけられる。


高校は地元トップでチヤホヤされて、大学に入り初のバイト。手痛い洗礼だった。


もしそのままぬくぬくボンボンでいっていたらと思うとぞっとする。


厳しい職場を経験した方が得られる糧は計り知れなく大きい。


厳しさを若いうちに吸収しといた方が、後々絶対幸せだ!!