概念は中身を説明できるか。~サプライズを巡る考察~ | 一段上を目指せ。「本物」を目指せ。

概念は中身を説明できるか。~サプライズを巡る考察~

概念は、中身を概念以外の言葉で説明できるか。


他の概念との位置関係を明確に説明できるか。


是を「理解」と云う。


英語を読めるかどうか、専門的な会話ができるかどうかって、

専門用語どれだけ知ってるかにかかっている。


日本人同士の会話であっても専門的な話する場合、専門用語(technical term)で実りある議論ができる。知らなければ一言で済むはずのものも、長々意味伝えるのに時間や手間がかかる。


概念化、理念型作りにはそういった意味・合理性がある。


勉強するのって、コミュニケーションを合理的にする作用が認められる。

一言で済ませられるから。


概念を使いこなすには、内包(定義)・外延(適用範囲)を自分の中に明確にしておくこと


是を「理解」と云う。


自信持って、意味明確に理解して、言葉を使えるようにしておく「段取り」。


それが勉強。


例えば「人にサプライズを提供し続ける」という目的を設定したとしよう。


サプライズを言い換えると、「裏切らないで、裏切る」こと。(おちまさと氏のブログより)


先立ち、前提となるのが、期待を裏切らないこと。


そして、期待を超えて期待を裏切るのだ。


その為には、先ず「本人の期待」を本人よりも明確に理解しなければ、本人の期待は超えられない。


自分の理解が、本人の理解を超えなければ無理なのだ。


先ず本人の期待に到達する。


そして自分なりの創意工夫を積み重ねて、本人の期待を超えていくのだ。




社会学の先生曰く、レポートは5回書き直せば間違いなくAが来るものに仕上がると言う。


最初の梯子を掛ける方向さえ間違っていなければ、5回直すと大分良くなると言う。


少林寺拳法でも何事でも、「相手の意表を衝く」のが大切だとコーチが仰った。


別の言葉で言い換えれば、「マジシャン」なのだ。


人間関係のマンネリを解消していくのに、サプライズは絶対重要である。




サプライズを狙うのであれば、自分が誰よりもサプライズを深く知り尽くしていなければならぬ。


その際に、自分がサプライズという概念に対し、


良いものを見尽くして、たくさん経験積んで、

一定のレベルの見識を備えているのが成功させる条件である。


サプライズという概念ひとつ取っても、知り尽くすには高い目的意識と、

目的意識磁石」によって引き寄せられた大量の役立つ質の高い情報が必要になる。


「目的意識磁石」は、情報収集にも役立ってくる。

他の問題へも波及効果がある。




こうやって1つキー概念立てて、考察深めていく幸せ。


時間があるうちにスモールステップで毎回新しい概念が自分のものになっていく幸せ。


概念を深めているうちに、新たなキーワードがバラバラ出てきて、内包・外延の情報量が増えて更に記憶が強くなった達成感。


思考が自立すると、自分でモノを考えられる主体性を獲得する。


「真の自由は、自立を必ず含んでいる。」