20080330
朝、イクタナルドで3時間作業。午、渋谷の国学院大学へ。日本有機農業研究会主催の「有機農業入門講座2008」を受講。夕、溝口のデパートメントストアでお出掛け帰りのツレと待合せ。買物ブギ。21時帰宅。キムチとびあ。食後、NY。サンバルを作成。干葡萄で酵母作り。泥濘へ移動。インターネット。0時半就寝。
新規就農して4~5年ぐらいの農家の方3人(30~40歳)がパネラーとなり、有機農業で就農した動機から、就農準備(学校&金)、住居・田畑の見つけ方、収支状況、苦労話、将来の展望まで、たっぷり3時間話を聞けた。技術的な話あれこれに関しては、非常に具体的で参考になった点が多かったし、attitude的な話も興味深く、特に印象に残ったのは、「有機農業は環境にいいのか?」という質疑に対する応答だった。パネラー三者、ほぼ同じ内容の応答で、概ね以下のような感じだ。
どういう方法であれ農業は、自然に手を加えるという意味において、自然環境破壊から逃れられない。それを踏まえた上で、極力自分と自然環境への負荷が少ない、持続可能な農業を目指すのが、有機農業だと考えます。
かっこいいなぁー。自己批判の視点を持っているというか、「自然に生かされている」という身の程をわきまえた「謙虚さ」というか。そういう態度・姿勢で毎日を生きている人は、しびれるほどかっこいいのだよ。これが会社社会なら、「有機農業は環境に配慮した社会貢献活動です」の一言なんだろうけど。身の程をわきまえない、厚顔無恥なまでの自己肯定で金稼ぎに奔走するのが、会社というか、資本主義の原理というか。精神のバランスを崩す前に、今いるところから抜け出して、早く「かっこいい」の仲間入りをしたいもんだ。
精神のバランスと言えば・・・、例えばヤマサの営業担当や広報担当の気持ちは?「ヤマサ特選 有機丸大豆の吟選しょうゆ 」。知っている人は知っている有名な話だが、この醤油、有機なのは大豆だけ。醤油の精製過程で添加物を使用しているため、醤油としては有機ではない(これとは別に「ヤマサ特選有機しょうゆ」という本物の有機醤油もある)。HPには以下の説明が。
厳しい基準の有機栽培のもと、自然の力だけで育った有機大豆を丸ごと使いました。大豆のたんぱく質がしょうゆ独特な複雑なうま味を醸し出し、丸大豆に含まれる油脂分が優しさとまろやかさを生み出します。ヤマサ有機丸大豆の吟選しょうゆは、大豆を育てる土選びから始まりました。
確かに嘘は言っていない。大豆は有機なんだろうから。恐らく、ヤマサの営業やお客様窓口みたいなところの接客マニュアルには、「有機大豆を強調しまくって、醤油だけは絶対に有機と言ってはいけません。嘘になるから」みたいなことが書かれているんだろうけど。マクドナルドの食育しかり、自動車メーカーのエコエコ連呼しかり、会社というところは概ねどこも同じだ。