日本野球機構(NPB)は28日、現役若手選手を中心に行った「セカンドキャリア」に関する意識調査の結果を発表し、約7割が引退後の生活に不安を持っていることが分かった。調査は今回で6回目。昨年10月に宮崎で行われた秋季教育リーグに参加した18歳から33歳までの選手(平均年齢23.7歳)を対象に無記名アンケートで実施し、246人から回答があった。

 調査結果によると、昨年より1.5ポイント増の71.5%が「引退後に不安を感じている」と回答。その理由を複数選択可で聞いたところ、「進路」が46.7%、「収入」が44.5%だった。

 一方、引退後に一番やってみたい仕事については、飲食店開業が17.8%で1位。これまでの調査で首位だった高校野球の指導者は15%で2位だった。これは、回答項目を「高校野球指導者」から「教員資格を取り、野球指導」に変更したことが影響しており、NPBは「実現するために必要な教員資格が、高校球児に教えたいという気持ちに対して、敷居を高くしているのではないか」と分析している。

 今月17日には、教員資格がなくても研修を受ければ高校野球の指導ができる方向でプロアマが合意しているが、調査は昨年10月のため結果に反映されていない。プロアマ合意を受けて、今後は「高校野球指導者」が増加するとみられる。