1967年、松竹映画です。私は、小学生の時、見ました。全く覚えていなかったのですが、今日、たまたま日本映画の主題歌集のCDなぞを聴いたら、「ギララのロック」というのが入っていまして、その脱力系ブリに打ちのめされて、ブログを書く気になってしまいました。この曲、映画の冒頭に流れる堂々たる主題歌、なのですが、どこがロックだ!怪獣映画の主題歌だ!という感じ、気になる方は、YouTubeか何かで、チェックしてみて下さい。ロックというより、昔の劇団四季のミュージカルの中のナンバー、みたいで、ま、それも無理からぬところ、作ったヒトが、劇団四季を立ち上げたヒトだから、などと言って済む問題ではないほど、この曲は、ハズしています。
 小学生の私は、ストーリーなんぞスッカリ忘れているので、どうでもいい事なのですが、この怪獣ギララのフォルムには、おそろしく惹かれました。プラモデルを買ってもらって、興奮しながら組み立てたものです。で、机の上に飾っておいたのですが、ある時、親に叱られて面白くなかった時、カンシャクを起こして、壊しました。苦労して作ったプラモデルをそんな時にぶち壊した時のカタルシス!それが私の子供の頃の哀しいストレス解消法であったわけなのでした。
 ギララという怪獣は、昆虫がモチーフなのでしょう、硬質なプラスチックでの造形にピッタリと合っていた。しかも、松竹唯一の怪獣映画の怪獣、ということで、ギララのプラモデルは、その後、稀少価値がおそろしく上がり、オモチャバブル最盛期の1980年代には、箱付き未開封のものに100万円!という値段がついた事もあったようです。その頃、ドン底生活を送っていた私は、呆然とその話を聞いて、アレ、作らずに箱のままとっとけば、100万円、か…
 悔し涙にくれるのでした、が、そんなもの、滅多に残っていないからこそ、レアもの、なのであって、覆水盆に返らず、とは、よく言ったものですね。

 なぜかこの項   続く