前回の流れでSalon Musicを取り上げようと思ったのですが、残念ながら、好きな曲の動画が見つからず、代わりにと言っちゃアレですが、そのサロンのおふたりがプロデュースを手がけた2人組ユニット・SEXなんぞいってみましょーか。

ものすごいダイレクトなネーミングですが、「せんせーしょなる・えれくとりっく・えくすたしー」(なんのんこっちゃわかりません笑)の略だそうです。知らんがな。
動画のタイトルにもあるように、91年リリースのセカンドアルバム"SECOND SEX"(。。。。。)収録の1曲であります。91年というと英国マンチェスター発の「マッドチェスター」華やかなりし頃。ハウスミュージックの大流行はクラブカルチャーのみに留まらず、ロック界にも飛び火し、4つ打ちドラムのスクエアーなリズムにハードなギターサウンドとキャッチーなメロディーが乗っかるという、「インディダンス」を産み出すのでありました。
Happy Mondays、Jesus Jones、Soup Dragons、Chapter House、Inspiral Carpets、The Charlatans、そして天才リミキサー/DJのAndrew Weatherallと組んでスマッシュヒットを飛ばしたPrimal Scream、etcetc....。

そんな久しぶりに新しいムーブメントに盛り上がる英国シーンを尻目に、日本のメインストリームは相も変わらず、バブル全盛期にしがみついたような、取り立てて新しくもなければ古くもない、とれんでーどらまの主題歌が大ヒットという、うんざりするような現状。
そんなもっさいシーンには関わってらんねえよっていう、ある種パンキッシュな反発から、後に90年代半ばに花開く渋谷系の種が蒔かれていたわけですな。
そんな時代の真っただ中にいた、元東京ブラボーのブラボー小松と元フィルムスの朝倉ミツヒロ。ふたりはインディダンスにガーンとやられて、SEXを結成するのです。

アルバム"SECOND SEX"は、プロデューサーのサロンミュージックの二人の力も借りつつ、モロストレートにJesus Jones的なサウンドだった1stから二歩も三歩も進んで、サイケデリックで中毒性の高い、独自の「イッちゃった」サウンドを構築するのですが、このアルバムで出すもの出し尽くしてしまったのか、残念な事にほどなく解散の道を辿るのでありました。
ちなみに同年にサロンの二人がプロデュースした作品にFripper's Guitarのラストアルバムにして問題作「ヘッド博士の世界塔」がありまして、こちらにももちろんインディちっくな曲もあったりするのですが、全体にはビーチボーイズの「ペットサウンズ」をモチーフにした、今やったら権利料にどんだけ金かかるんだっていう位の大ネタサンプリングの嵐、な内容で、それでもなぜか全体に漂うフワフワした浮遊感は"SECOND SEX"と共通に感じられます。聞きくらべて見ると面白いかもしれませんね。



あー、どんどん文章長くなってる。。。汗


音楽ネタが続きますが、単にネタが無いだけなんで意味はないっス。
ちょろちょろと渋谷系話が出てきたので、真っただ中にいた人間としては
外すわけにはいきますまい、ヴィナペことVenus Peterです。

当時はこんな↓感じでした。



いやあ、沖野くん、大人になったんだねえ。。。笑

この人達も解散後はあんまりフォローしてなかったのだけれど、
実は2005年に再結成してたのねん。でんでん知りませんでm(__)m。

このPV見て分かるように、カッコ良いです。
めちゃめちゃセンスは良かった。
だけどなーんか、突き抜けるものも希薄だったような。オリジナリティと言い換えても良いですが。当時のK.O.G.A.レーベルのアーティストって、みんなそんな感じだったなあ。NG3とかロンロンクルーとか。
あれ、この頃はまだTrattoriaだったか? 
いや、もちろん好きだったですよ。
でも、洋楽(特に英国)への強いリスペクトとセンスは感じさせるものの
何かがつーんと来るものがちょっと。
そのあたりが今ひとつブレイクし損ねた要因のひとつかも知れない。

まあ、売れることだけが正義とはこれっぽっちも思っちゃいませんし、
セールスのみに血道をあげてる人らより、はるかに潔くて素晴らしい。

なので、これからも淡々と自分の道を突き進んでいってほしいですね。
偉大なる先達・Salon Musicのように。


何だかこのままだと「オモロ動画紹介ブログ」みたいなしょうもない方向に落ち着いてしまいそうなので汗、ちゃんとしますm(__)m。

マイブラです。去年のフジロックの映像みたいですね。
上にe2とあるのできっとスカパーでしょう。
90年代ロックのマスターピースの1枚にも挙げられる彼らの"loveless"はギターのサウンドとフィードバックノイズにエフェクトとオーバーダビングを重ねに重ねていたため、リリース当時はライブのでの完全再現は不可能、などと言われていたものですが、いろんな過去のものも含めて映像を見る限り、なかなかどうして。

よく「轟音ギターサウンドのはしり」みたいな紹介のされ方をするけれど、それだけならJesus&Marychainの方が全然早かったから。ただ、それをここまで徹底してサウンドの完成度を高めてムーブメントを起こすまでに至ったのはいうまでもなくこのバンドですから。

エルレとか神のように崇めている若者達は、この人達に足を向けて眠らないように。
あっ。ちなみにアイルランドの方ね。