突然ですが、皆さんはこれらの絵を見たことがありますか?
これらの絵は、ロンドンを拠点に活動するアーティストである
バンクシーによって描かれたものです。
彼は主に社会風刺的なグラフィティ(壁に描かれた落書き風の)
アートやストリートアートを世界各地のあらゆる場所でゲリラ的に
描く手法で知られているアーティストです。
知られてると言っても、実はこのバンクシーは覆面芸術家としても
有名で、本名をはじめとして自身に関するあらゆるプロフィールを
公表せず、実態に不明な点の多いアーティストでもあります。
その活動は時に大胆で、例えばロンドンの大英博物館の館内に、
自らの作品を人気のない部屋で無許可で展示し、その作品が
あまりに周りの作品に溶け込んでいたため、しばらくの間
誰も気づかなかったという逸話があります。
その他にも、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区の分離壁に
イスラエル軍から威嚇砲弾射撃を受けながら描いたり、
フランスのカレーの難民キャンプにシリア移民の父を持つ
故スティーブ・ジョブズ氏を描く(上記の写真がそうです)など、
常に作品で問題提起を図り、議論を巻き起こしてきました。
作品の中で常に社会とアートのあり方を問うてきたバンクシー。
「都市や屋外や公共の場所こそ、アートが存在するべき場所
なんだ。アートは市民とともにあるべきだ」
そんな彼のポリシーは、社会におけるヘアーのあり方を新たに
提案した故ヴィダル・サスーン氏の
「セット中心の、特別な場でのみ時間をかけて輝かせるのではなく、
洗っただけで形になり、誰もがスピーディーにどんな場面でも
楽しむことができるヘアースタイルを」
という理念とどこか通じるところがあるように思えます。
「どんなにクリエイティブなことでも、身近でなければ意味がない」
そんなジャンルが異なる稀代のアーティスト2人からのメッセージ。
自分なりの解釈で、今後に生かしてみてはいかがでしょうか。
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