それは、夜中に電話の時の話。




大切な友人からの電話だった。


ショックな事があって、相当まいっているらしい。


お話を聞いてあげることは出来るけど、


うまく言葉をかけてあげる事が出来なかった…




僕は、自分の喋り方にちょっとコンプレックスがある。


たとえば声だったり、または中途半端な敬語だったり…


「距離を置いて話をしているように聞こえる」とか、


「役所の人間に話をしているみたいで、気持ちが伝わってこない」とか…


よく言われることで、本人や周囲の人は承知していると思うのだが…


世界中の人が知っている事では当然なく、


はじめて話す人には、あまり良い印象を与えられない。


いつも終わってから反省する…




昨日の電話もそうだった。


僕はうまく話せただろうか…


かえって相手を悩ませたり、傷つけたりしたのではないだろうか…


…そんな事を考えながら、長い夜は明けていった…


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