包装餅業界首位の佐藤食品工業(新潟市東区)は、同社が製造・販売していた切り餅が同2位の越後製菓(長岡市)の切り餅特許を侵害したとして、19億1595万円の損害賠償を求める訴訟を同社に東京地方裁判所で起こされた、と発表した。平成21年に始まった切り餅特許訴訟の対象製品とは別の製品という。
今回の訴訟対象となった製品は現在取り扱っていないため、佐藤食品では「今回の訴訟が今後の製造・販売に与える影響はない」としている。切り餅をめぐっては、「切り餅を形崩れしないように焼き上げる切り込みの特許権を侵害された」として、越後が21年3月に佐藤食品を提訴。
知財高裁が今年3月、越後の請求を棄却した1審東京地裁判決と異なり、特許侵害を認め、8億円の損害賠償を命じたが、佐藤食品はこれを不服として最高裁に上告している。