
みんな知っていると思うが、Alton Ellisが亡くなった。
個人的に親しかった訳では無い。
2001年に来日公演と、2曲レコーディングを共にさせてもらっただけなので、
再会したとしても恐らくAltonはオレの顔を覚えて無かっただろう。
オレ達も久々の共演を楽しみにリハーサルを重ねていた所だったので、
仕方の無い事だけど、とても残念で悲しい。
リハスタで最初に音合わせした時の笑顔。
バンドメンバーにいつもフェアに紳士的に接していた事。
レコーディングでの真剣な様子。
思い出は尽きないけれど、
いつも思い出すのはライブ初日終演直後の事。
2時間超の(!)ライブを終えて、薄暗い楽屋に戻った時に見てしまったのは
ちょっと心配してしまうくらい本当に燃え尽きて
ガックリと椅子に座り込んでいる姿だった。
その本当にボロ雑巾のような様子を見て正直ギョッとしてしまったのだが、
同時に凄く心を揺さぶられた。ここまでやるんだ、オレもやらなきゃ駄目なんだ...
(その後の公演は終演後楽屋で会う事は無かった。たぶんホテルに直行していたんだろう)
最終日のライブ前に主催者であるDrum&Bass Recordの林氏が
「今日で最後だしみんなでホテルの部屋まで挨拶に行こうや」と言った。
みんなと言ってもバンドメンバーだけで11人もいるので、
ロビーでご対面と言う事になった。
出番までまだ大分時間があったけれど、
ステージ衣装のスーツで決めたAltonがファミリーと現れて、
厳かな表情で「OK、今日もよいショウにしよう」な事を話したと思う。
心の中は感謝と尊敬で一杯だったけど
オレは話がうまくない上に英語もあまり話せないので、
「イエス、ファーダー。」 とだけ言った。
冒頭の写真に写っている写真は阿佐ヶ谷のレコーディングスタジオで
(このスタジオも既に無い。)アキヒロのギターを弾いているAlton Ellis