布団も日焼け
天気のよい日に、布団を干す方は多いかと思います。
天日干しすると、布団に残った汗の水分を飛ばせ表面に付着したダニ対策にもなります。
しかし、直射日光を当て続けると、繊維の劣化が起こり。羽毛布団などは、劣化の影響で保温性が低くなってしまいます。
ダニ対策としての布団の天日干しは効果が低いです。
ダニは、50度以上の場所に20分以上おかないと死滅しません。
日光だけで50度以上の温度まで温めるのは難しく、効果があるのは表面だけです。
布団に住むダニは、生地の表面だけにいるのではなく、内側の温度が高くなりにくい部分にもたくさんいます。
天日干しをして表面に付着したダニが死んでも、死がいは残ったままです。
むしろ、死がいが空気中に舞い上がりアレルギーの原因になる可能性があります。
布団のダニ対策をするなら、水洗いが一番効果的です。
水洗いすると、ダニのエサになる汗や皮脂汚れ、ダニの卵や死がい、ダニ本体を洗い流せます。
その後高温の乾燥機でじっくり乾燥させれば、より効果は高まります。
ダニ対策に布団の天日干しをすると、日焼けのデメリットの方が、上回る可能性があります。