フォーマルの着物
フォーマルの着物は、なかなか着る機会がありません。
「振袖を成人式に着てから一度も着ていない」
「留袖・喪服、最後に着たのは何年前だったか思い出せない」 という人も多いのではないでしょうか?
一般的な着物のクリーニング頻度(数回着てから)で考えると、礼装用の着物は数年~10年以上もクリーニングに出さず、ご自宅にしまいがちになっています。
たった一度の着用でも、着物には目に見えない汚れが付き、長い時間をかけて少しずつ変質していきます。
クリーニングに出さずに数年も長期保管していると、着物のトラブルの原因になる可能性が高いのです。
・カビ(白カビ・青カビ等)は、着物についた汗汚れ等はカビの大好物!
着物にカビが生えるとカビ臭いニオイを発するだけでなく、取れないシミになってしまいます。
・虫害(虫食い)は、ウール等の着物の繊維を食べて穴を開けてしまいます。
食事のハネや皮脂汚れ等が付着しているところには特に虫害が発生しやすいです。
・汗や皮脂等の成分が少しずつ酸化して、着物が黄ばんだり、茶色っぽいシミになったり、最終的には着物の色が抜けて、生地がボロボロになったりします。
「大切な着物がもう着られない状態に」こんなトラブルを避けるために、
「しばらく着る予定が無い着物」のクリーニングは「一回着て、しまう前にクリーニング」 をおすすめします。