汗抜きの効果とメリット | エコクマ日記

汗抜きの効果とメリット

キレイに洗濯をしたはずなのに「汗臭い…」と感じた経験はありませんか?


洗濯をすれば汗や汚れがすべて落ちると思われがちですが、実は繊維の奥に入り込んだ汗汚れを完全に取り切ることは難しいのです


汗汚れを放置しておくと、黄ばみが目立つので厄介です。汗のニオイや汚れをしっかり落とすには、汗抜きが必要です。

 

ドライクリーニングは、皮脂などの油汚れを落とすのに効果的です。
しかし汗は水溶性の汚れのため、ドライクリーニングのみでは完全に落とせず、ニオイが残ってしまいます。

ドライクリーニングは石油系の溶剤を使いますが、汗抜き専用の洗剤と水を使って水溶性の汚れ(汗)を落とすため、繊維の奥までキレイに仕上がります。

 

「わざわざ汗抜きのオプションを付けなくても…」と考えの人も多いと思いますが、汗ばむ時期でもスーツを毎日着用する人にとって、非常に有効です。


汗抜きのメリットは、生地への負担を極力減らしながらも、汗やニオイをすっきり落とし、柔らかな肌触りの衣類へ仕上げられること。汗抜きはスーツやおしゃれ着、飲み物や食べ物など水溶性の汚れが付着した衣類などおすすめです。

 

汗抜きをしてもらうと次のような効果も期待できます。
・カビ予防 ・黄ばみ ・虫食い

着用したスーツなど汗の汚れが残ったままにしておくと、黄ばみが次第に目立ち始めます注意しましょう。


ワンシーズンしか着用しない衣類も汗抜きをすると、次回に着用するまでキレイに保管できます。

 

汗抜きする頻度は、衣類の着用回数によって目安が異なりますので、状況に応じて判断しましょう。
毎日着用するスーツであれば、1~2週間に1回

お気に入りの衣類で、使用頻度が多ければ、月に1回程度

シーズン物など、長期間保管する前に1回が目安です。

汗抜きをした衣類は、さっぱりとした気心地になりますし、生地もリフレッシュしますので、定期的に利用するのがおすすめです。

 

汗抜きをする前に、次のポイントに気をつけてください。
・生地の色や風合いが変わる可能性がある(スーツは上下セットで出す)
・一定の時間が必要

生地に優しい洗いですが、クリーニングの度に汗抜きをするのは注意!短期間に何度も汗抜きすると、衣類の色が落ちてしまったり型崩れしたりする可能性があるなどデメリットもあります。

スーツの汗抜きを依頼する際は、上下セットで必ず出してください
汗抜きをすると、これまで付着していた水溶性の汚れがキレイに落ちるため、生地の色や風合いが変わる可能性があります。スーツの上着とズボンの色が違うと着用が難しくなってしまうため、気をつけましょう。


汗抜きは時間のかかる洗いのため、短時間で仕上げることは難しいです。返却にはお時間をいただきます