昼食は済ませた。
あとは退院するだけ…なんだけど、まだ点滴は続いている。

 

 

 

この写真は昨日のもので、輸液ポンプと点滴の様子が写っている。


今の点滴はもうすぐ終わりそうではあるけれど、まだ針は刺さったまま。早く外れないかな。

そんなことを考えていたら、薬剤師さんが病室に来てくれた。

 

薬の説明がはじまる

「今日退院ということで、お薬が出ています」とのこと。

処方されたのは、以下の3種類。

  • エソ メ プラゾールカプセル 20mg
  • フェロ・グラデュメット錠 105mg(30日分)
  • アセトアミノフェン錠 500mg(5日分)

最初の2つは、これまで点滴で使っていた薬を内服に切り替えたものらしい。
胃腸の薬と、貧血の薬。今日の点滴でその分は終わっているから、明日の朝から飲み始めてくださいとのこと。

アセトアミノフェンは、熱が出たときに飲む解熱剤。
「熱がつらければ飲んでください。無理に飲む必要はありません」とのことだった。

 

薬剤師さんとの会話が印象的だった

 

説明は非常に丁寧で、しかもわかりやすい。
薬剤師さんとこんなに長く話したのは、人生で初めてかもしれない。

「何か質問はありますか?」と聞かれたので、少し自分の話をしてみた。

 

2010年、バイクでスリップして右手を脱臼骨折
3年近く握力が戻らず、ストレスのせいかアトピーも再発してしまった。
いろんな薬を試しても効果がなく、騙されたつもりで断食道場へ行ってみたら、驚くほど改善した。

それ以来、**ファスティング(断食)**を自分なりに継続している。
ただ、家族が心配するので「朝だけ食べない」スタイルにしていて、1日16時間以上の空腹時間を毎日つくっている。

 

そんな話をした上で、薬の飲み方について確認。

「朝食は食べたほうがいいですか?」「朝食を抜いて、薬は飲んだ方がいいですか?」

薬剤師さんはこう答えてくれた。

「そういう方もいらっしゃいますよ。朝食を取らなくても大丈夫です。毎日忘れずに服用してください」
「今日の分は点滴で終わっているので、明日の朝からお願いします」
「“食後”というのは、飲み忘れを防ぐためでもあるので、必ず毎朝飲んでくださいね」

やさしく、でもしっかりとした口調で、信頼できる応対だった。

 

最後にもう一つだけ質問。

「退院は決まったんですが、点滴はいつ外せますか?」

「もうすぐ終わりそうですし、終わればすぐ外せると思いますよ」とのこと。

結局、薬剤師さんは10分以上も部屋にいて、薬の説明や質問に丁寧に答えてくれた。
その姿勢がすごくありがたかった。

 

そのあと、久しぶりにしっかり食事をしたせいか、血糖値が上がったのか、
とにかく眠くて仕方がなくなり、そのまま爆睡。

体が「もう大丈夫」と言ってくれている気がした。