こんにちは。

 昨年、アルビレックス新潟はJ2優勝、J1昇格を果たし、久しぶりに日本サッカーのトップリーグの舞台へと戻ってきました。

 そして今年、J1リーグとルヴァンカップのホーム全20試合を現地観戦したので、簡単に振り返ってみたいと思います。

 

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・1試合目

3/4(土)J1第3節 コンサドーレ札幌戦

新潟 2-2 札幌

 ホーム開幕戦。

 6年振りに新潟の地でJ1の試合が開催された。

 宮澤ミシェル氏やJリーグタイムの高階キャスターのトークショーを観覧。

 試合は前半にまず札幌が先制するが、三戸選手のアシストで伊藤選手が今季初ゴールを決めてすぐに追い付く。

 前半終了間際、太田選手の2戦連発となるホーム初ゴールが決まり逆転するも、後半追い付かれて引き分け。

 昨季までのJ2に比べ、苦戦している様子が窺えたが、手応えもあり。

 

・2試合目

3/11(土)J1第4節 川崎フロンターレ戦

新潟 1-0 川崎

 アルビマグロサンクスデー。

 川崎からも多くのサポーターが来新し、シャトルバス乗り場は長蛇の列。

 川崎サポーターといえば、かつてビッグスワンで何度かスプリンクラーがかかる被害に遭っていることがネタと化しており、スタジアムDJがやたらとスプリンクラーへの注意を強調して呼び掛け、笑いを誘っていた。

 試合は前半、渡邉選手がボール奪取し、パスを受けた伊藤選手が2戦連続ゴール。

 この1点を守り抜き、J1復帰初年度ながら昨季2位の強豪川崎を破る堂々のホーム初勝利。

 勝利後恒例の千葉劇場は千葉選手不在のため、阿部選手による阿部劇場でボウリングのパフォーマンスが披露された。

 そしてプラネタスワンを光らせ、選手とサポーター皆でハルヲスイング。

 MOMは伊藤が受賞。

 第4節時点で唯一無敗の3位となる。

 

・3試合目

3/26(日)ルヴァン杯GS第2節 鹿島アントラーズ戦

新潟 1-0 鹿島

 2018年以来久しぶりのルヴァンカップは雨が降る中での一戦に。

 新潟は福岡・鹿島・柏と共にDグループに属する。

 リーグ戦からターンオーバーした新潟に対し、鹿島は主力をぶつけてきた。

 後半、秋山選手のミドルシュートが相手DFに当たって入ったゴールを守り切り、今季ルヴァン杯初勝利。

 勝利後の劇場はWBCの時期だったため野球で、デッドボールからのダチョウ倶楽部だった。

 MOMは秋山が受賞。

 

・4試合目

4/1(土)J1第6節 名古屋グランパス戦

新潟 1-3 名古屋

 桜が咲く中、水が抜かれていたカナール。

 太田選手のゴールで先制するも、VAR介入により舞行龍選手が退場し、前半のうちに数的不利となる。

 新潟がVARの洗礼を受けた初めての試合となった。

 後半に3点奪われて逆転され、ホーム初黒星。

 第5節アウェー浦和レッズ戦に続いてリーグ戦連敗。

 

・5試合目

4/5(水)ルヴァン杯GS第3節 柏レイソル戦

新潟 2-0 柏

 水曜ナイトゲーム。

 普段は売り切れているマグロ丼を食べることができた。

 前半の早い段階で松田選手と小見選手が得点し勝利。

 今季初の複数点差での勝利によりグループ首位に立つ。

 柏は公式戦未勝利でサポーターから大ブーイングをくらっていた。

 勝利後の劇場は阿部選手お得意のきんに君ネタ。

 ナイターだったためプラネタスワンがものすごく綺麗だった。

 MOMは小見が受賞。

 

・6試合目

4/15(土)J1第8節 アビスパ福岡戦

新潟 3-2 福岡

 今季のベストゲームに挙げられる、後々まで語り継がれるであろう伝説の試合。

 前半は福岡に押され、2点ビハインドを背負う。

 後半開始早々、伊藤選手の直接フリーキックが決まる。

 壁となっていた福岡の選手が伊藤のキックに釣られてボールを避けた風に見え、自動ドアだと話題に。

 1点差にはなったものの、そこから終盤までスコアは動かず、敗戦濃厚となり帰る観客が続出。

 そしてアディッショナルタイム、ドラマが待っていた。

 伊藤が2点目を決めて同点。

 このまま終了かと思いきや、伊藤の3点目が決まり、同選手のプロキャリア初のハットトリック達成。

 サポーターのアイシテルニイガタが響き渡る中、試合終了を告げるホイッスルが鳴り、大逆転勝利。

 しばらく拍手や歓声が止まず、伊藤のチャントも歌われ、スタジアム全体が異様な雰囲気に包まれた。

 勝利後の劇場は伊藤の胴上げが行われ、6回宙に舞った。

 MOMは伊藤が2度目の受賞。

 

・7試合目

4/23(日)J1第9節 鹿島アントラーズ戦

新潟 0-2 鹿島

 ルヴァンカップに続いて今季2度目のホーム鹿島戦。

 やはりリーグ戦はカップ戦よりも多くの鹿島サポーターが来場していた。

 試合開始1時間前から鹿島サポーターはスタンドの裏でチャントの大合唱。

 連敗中で調子が悪かった鹿島に2点奪われ勝利を献上。

 今季ホームで初めて無得点に終わる。

 

 なお、29日の第10節アウェーFC東京戦はビッグスワンでパブリックビューイングにより観戦したものの、1-2で敗戦。

 普段は座らないNスタンド1層目のいわゆる「ゴール裏」で観戦した。

 次の5月3日第11節アウェー横浜FC戦は相手に今季初白星を献上して敗戦しており、今季唯一の3連敗となった。

 

・8試合目

5/7(日)J1第12節 柏レイソル戦

新潟 0-0 柏

 雨の中、ルヴァンに続き今季2度目のホーム柏戦。

 リーグ戦4試合連続のウォーキングイベントが始まり、基準歩数を達成してキーホルダーを入手。

 Negiccoが来場し、トークと歌のパフォーマンス。

 スタグルは柏から来ていたカレーを食べた。

 VARが届かず、問題となった試合であり、Nスタンドのサポーターが横断幕を掲げていた。

 VARがあればPKだったとの意見もある相手選手のハンド疑惑もありながら、結果的に今年ホーム初のスコアレスドローとなる。

 連敗は脱したものの、勝ち無しは継続。

 

・9試合目

5/14(日)J1第13節 横浜Fマリノス戦

新潟 2-1 横浜FM

 ウォーキングイベントでキーホルダー2つ目をゲット。

 ミシェル氏再び来場。

 横浜から多くのサポーターが詰めかけた。

 Nスタンドでオレンジと青のコレオが実施されていた。

 前半先制されるも、後半に伊藤選手の相手GKをかわすゴールで追いつき、三戸選手の月間ゴールを受賞したスーパーミドルで逆転。

 昨季王者を下す大金星を挙げた。

 勝利後の劇場は千葉選手自ら、とにかく明るい安村。

 MOMは三戸が受賞。

 

・10試合目

5/24(水)ルヴァン杯GS第5節 アビスパ福岡戦

新潟 1-2 福岡

 水曜ナイトゲーム。

 今季2度目のホーム福岡戦。

 試合開始早々ネスカウ選手の来日初ゴールが決まるも、後半に2点返され逆転負け。

 GS敗退でノックアウトステージには進めず、ルヴァンカップの今季ホーム戦はこの試合が最後となった。

 

・11試合目

5/28(日)J1第15節 ガンバ大阪戦

新潟 1-3 G大阪

 連敗中のガンバと対戦。

 ウォーキングイベントでキーホルダー3つ目をゲット。

 来場者プレゼントとしてオレンジ色のナックザップを手に入れた。

 試合は前半に2点取られ、後半立ち上がりに高木のコーナーキックを舞行龍選手がヘディングで合わせ1点返すも、3点目を奪われ敗北。

 相手に久々の勝利を与えてしまった。

 

・12試合目

6/11(日)J1第17節 京都サンガ戦

新潟 1-3 京都

 6月唯一のホーム戦。

 ウォーキングイベントのラストで4つ目のキーホルダーゲット。

 リーグ前半戦MVP級の活躍をした伊藤選手のベルギー1部シントトロイデン移籍前最終戦であり、来場者にベースボールシャツがプレゼントされるとのことで、雨天ながら今季唯一のホーム観客数3万人超となった。

 入場時の行列が道路下を挟んでエコスタ側まで伸びており、今季最も長く待たされた。

 前半に京都が先制し、後半はダニーロ選手のクロスに頭で合わせた新井選手のゴールで一時追い付くも、2点目、3点目を立て続けに奪われ敗戦。

 伊藤の新潟ラストマッチを勝利で飾ることができず、リーグ前半のホーム戦が終了した。

 戦後、壮行セレモニーで伊藤がサポーターに挨拶。

 Nスタンドに13番のビッグユニフォームが掲げられた。

 

・13試合目

7/1(土)J1第19節 サンフレッチェ広島戦

新潟 2-0 広島

 リーグ後半戦最初のホーム戦。

 前半に三戸選手と新井選手によるゴールが立て続けに決まり、クリーンシートで勝利。

 昨年3位の強豪広島をホームとアウェーの両方で撃破し、シーズンダブル達成。

 結果的に今季リーグ戦ホーム唯一の「複数点差かつ無失点」での勝利となった。

 劇場は得点者2人による、叩いて被ってじゃんけんぽん、からのダチョウ倶楽部。

 試合後はスタジアム全体がプラネタスワンでオレンジに輝いて幻想的だった。

 MOMは新井が受賞。

 

・14試合目

7/7(金)J1第20節 ヴィッセル神戸戦

新潟 0-1 神戸

 初の金曜ナイトゲーム。

 七夕ということで、カナール広場の手前には大きな笹が飾られ、何枚もの短冊が吊るされていた。

 入場時にミニプラネタスワンが配られ、夜空の下、選手入場はプラネタスワンの光に包まれて行われた。

 神戸サポーターは神戸賛歌を熱唱。

 試合は前半のうちに先制され、首位相手に善戦するも敗北。

 前節が神戸のイニエスタ退団前最終戦だったため、スペインの世界的スターを新潟に迎えることは叶わなかったが、大迫や武藤、山口、そして古巣対戦となる酒井といった元日本代表の面々を見ることができた。

 結果的にはリーグ後半戦唯一、そして今年最後のホームでの敗戦となる。

 

・15試合目

8/12(土)J1第23節 湘南ベルマーレ戦

新潟 2-2 湘南

 8月唯一のホーム戦。

 真夏の暑さを和らげるため、会場の外ではスプリンクラーが稼働。

 米百俵フェスの宣伝を兼ねて、長岡出身の歌手・琴音が歌唱。

 スタグルは湘南から来ていた「しらすとビーフのランチボックス」を食べた。

 来場者プレゼントとしてトートバックをゲット。

 前半2点ビハインドも、後半に高木選手が復活の2得点を挙げて意地のドロー。

 4月の福岡戦の再現も期待され、スタジアムが大いに沸いたが、逆転勝利は叶わなかった。

 

・16試合目

9/2(土)J1第26節 浦和レッズ戦

新潟 1-1 浦和

 今季ホーム最後のナイトゲーム。

 浦和のサポーターが大挙押し寄せ、この日もバス乗り場は長蛇の列。

 Sスタンドの2層目までアウェーサポーターに開放された。

 BMXの選手が試合前にパフォーマンス。

 選手入場時、浦和は赤白黒3色のコレオを実施していた。

 試合は前半、VARでハンドによるPKを取られ、先制を許す。

 シーズンダブルをくらう寸前だったが、終盤、小見選手のJ1リーグ初ゴールでドロー決着となる。

 追いついた後、浦和の「We are REDS」をかき消す程の声援と手拍子で期待が高まり、スタジアム全体が沸いたものの、逆転まではならなかった。

 浦和は直近の試合におけるサポーター暴動の件で制裁の話が出ていた頃であり、思いの外大人しめだった印象を受け、向こうからしたら追い付かれて不甲斐ない終わり方をした試合後も、特にブーイングはなかった。

 それでも声の大きさや旗の多さ等でやはり他のクラブより迫力を感じた。

 

・17試合目

9/23(土)J1第28節 横浜FC戦

新潟 3-1 横浜FC

 初めは日程が土日のいずれかとなっていたが、個人的に日曜には外せない予定が既に入っていたため、観戦できない可能性があった。

 無事、土曜開催となったため現地観戦できた試合である。

 スタグルはベトナムのバインミーを食べた。

 前半早々、まず三戸選手のゴールで先制するが、追い付かれて1-1で折り返す。

 後半に高木選手のCKから渡邉選手が得点し、終盤には選手のミドルシュートでダメ押し。

 アウェーの借りを返す快勝となった。

 勝利後の劇場は、天皇杯準々決勝の川崎戦でPKを外した高のリベンジの場となり、無事成功して胴上げ、という流れだった。

 三戸が世代別代表に選ばれ、遠征前となるタイミングであり、新しくチャントが作られ横断幕も掲げられていた。

 MOMは渡邉が受賞。

 

・18試合目

10/21(土)J1第30節 サガン鳥栖戦

新潟 1-1 鳥栖

 10月唯一のホーム戦は雨模様となった。

 13日にビッグスワンで代表戦があった直後の試合である。

 試合前のウォーミングアップで、代表戦帰りのGK小島選手があらゆる方向から飛んでくるシュートを連続で悉く最後までストップしており、回数を重ねるごとに歓声が大きくなっていくのがめちゃくちゃ面白かった。

 試合では前半終了間際、相手のハンドでPKを獲得し、鈴木選手が冷静に蹴り込んで先制するも、直後の相手のセットプレーから小島の牙城を崩され、追い付かれて引き分けとなる。

 この試合の同点弾を含め、今季の新潟とのホーム&アウェーいずれも得点した鳥栖の10番小野選手は、今月、新潟移籍が発表され、来季よりオレンジのユニフォームを着て共に戦うことに。

 この後の4試合は全て無失点であるため、今季最後に失点した試合となった。

 

・19試合目

11/11(土)J1第32節 FC東京戦

新潟 0-0 FC東京

 11月唯一のホーム戦。

 日程が発表された時点では、東京の監督は新潟の前監督アルベル氏であり、J1復帰への道筋を作った彼とビッグスワンでの再会を楽しみにしているサポーターも多かったと思うが、今季途中で退任したため古巣へ迎えることは幻に終わった。

 多くのチャンスを作るも、決定力を欠き得点できず、0-0で決着。

 ホームでは第12節柏戦以来2度目のスコアレスドローとなった。

 

・20試合目

12/3(日)J1第34節 セレッソ大阪戦

新潟 1-0 C大阪

 今季ホーム最終戦。

 気温の低さと雨で大変寒かった。

 スタグルは村上牛のハンバーガーを食べた。

 10位の新潟は、前節終了の時点で一桁順位の可能性が消滅していたが、最終戦で勝利を逃すと順位を落とす可能性があった。

 セレッソは元日本代表の香川選手が先発し、同じく元代表の清武選手は途中出場。

開幕戦で戦った相手と最後に再び相見えることとなった。

 試合終盤、長倉選手の新潟移籍後かつJ1初ゴールで有終の美を飾る。

 ピッチ上の新潟の全選手11人がパスを繋いで太田選手がシュートし、相手DFがブロックしたこぼれ球に反応した太田が長倉へアシストして生まれたゴールで、集大成に相応しいものとなった。

 最後は9戦無敗かつクラブJ1史上初の4戦連続クリーンシートを記録。

 J1復帰初年度は下位低迷の下馬評を覆し、堂々の10位フィニッシュとなった。

 セレッソは3連敗で新潟の真上の9位まで落ちてきた。

 最終戦セレモニーが予定されていたためか、残念ながら劇場は実施されなかった。

 MOMは長倉が受賞。

 セレモニーでは来賓、中野社長、松橋監督、退団が発表されていた3選手(ネスカウ・瀬口・田上)、そしてキャプテン堀米選手の挨拶が行われ、その後、選手・スタッフと家族が会場を一周し、サポーターとのハルヲスイングが行われた。

 最後にピッチの真ん中に集まった選手や家族たちの記念撮影を見届け帰途に就く。

 

 以上をもって、2023年はJ1アルビレックス新潟の天皇杯を除くホーム全公式戦の現地観戦を達成した。

 

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 今年現地で観戦した試合を簡単に振り返ってみました。

 自分の記憶をはじめ、撮り溜めた写真や動画、公式サイトの記録等から書いてみましたが、間違いがあったらすみません。

 

 全20試合の結果の内訳は、8勝6分け6敗となり、勝ち越しでした!

 来季は今季以上の躍進、そして悲願のタイトル獲得を期待しています!

 アイシテルニイガタ!