北海道胆振東部地震が発生し、北海道全体が停電となりました。
地震発生2日目。
余震が続いていることもあり、いつまで停電が続くのか分からない不安もあり、前の日は、極力ライトの電池を消耗しないように、子供達と一緒に20時に布団に入りました。
あまり眠れませんでしたが、外が明るいことに気付いて、起き上がりました。
たしか朝4時半頃。
すぐに電気を確認しましたが、まだ電気は来ておらず。
幸い、我が家は水道とガスは使えていたので、お鍋でご飯を炊き、冷蔵庫の悪くなりそうな物を使って朝ごはんを作りました。
朝はパン派の娘・エマニエル(2才8ヶ月)。
絶対泣くだろうと思っていました。
「パンたべたい!牛乳のみたい!」と。
でも、今はパンも牛乳も、どこにも売ってないのです。
冷蔵庫の牛乳も、もう常温になっちゃったから飲めないのです。
そして起きてきて最初の一言は、
「でんきは?ついた?」
でした。
「でんき、つかないの」
と答えると
「しょうかぁ~(そうかぁ~)」
と納得。
朝ご飯におにぎりを出してみたのですが、文句ひとつ言わずにペロリと食べてくれました。
そして、
「牛乳!…じゃなくてぇ、バナナ!…じゃなくてぇ、………お水くださーい!」
と。
物分かりが良すぎて、泣けてきます。
日中は、公園で遊んだり、家の前でチョークでお絵描きをしたりして過ごしました。
近くにあるいつものスーパーへ行ったのですが、店舗は閉鎖中で、外でいくつかの商品を販売していました。
おにぎり、カップ麺、オムツなど。
長期戦になることを考えると買っておいた方が良いかな?とも思ったのですが、今まさに食べる物がなくて困っている人もいるかもしれないので、何も買わずに帰宅。
そして、改めて自宅にある食料を確認。
あと何日もつかな…。
信号がついていない中、車で主人のお店の様子を見に行ったりしたのですが、街にはスーツケースをガラガラひいて歩く旅行客が多数目に入りました。
外国人観光客もたくさん。
夜は、コンビニの前に座り込む人達がたくさんいました。
ホテルも停電なので、宿泊予約をしていても、ホテルから出ていくしかなかったとか。
行くところがなく、一晩中外で過ごした人達もいたそうです。
日本人であれば、避難所があるかも!と考えて動けるかもしれない。
でも、もし自分が海外の旅行先でこんなことに巻き込まれたら…。
ホテルを出されて、携帯も使えず、今どんな状況なのかも把握できなくて。
もう、コンビニの前に座り込むしかないかもしれません。
ミルクを飲む赤ちゃんがいる人達は、どうしたんだろう。
考えると、胸が締め付けられます。
どうか、北海道を嫌いにならないでほしいな。
落ち着いたらまた元気になった北海道に遊びに来てほしいな。
帰宅して、夕方頃には、
「○○辺りは電気が付いてるんだって」
「うちも付いたよ」
とか、次々と「電気つきました報告」があったのですが、我が家は全然つきません。
夜が近付き、家の中も薄暗~くなってきました。
子供達が怖がらないように、この日も庭で夜ご飯を食べることにしました。
バーベキューみたいで、大はしゃぎのエマニエル。
息子のジョージ(生後10ヶ月)も、みんなが笑ってるからとてもご機嫌。
そしてまた花火をして、子供達は真っ暗になった19時には就寝しました。
子供達が寝静まったあと、夫婦でキャンプ用のランタンを囲み、
「明日までに電気がつかなければ、もう○○の家にお風呂借りに行こうか」
と主人と話していました。
我が家の周辺地区は全部電気がついているのに、我が家一帯だけついてないことに気付き、だんだん心がやさぐれてきます。
「もうダメだ、寝よう」
そう言って、20時頃に布団に入りました。
心身ともに疲れているのに、眠れない。
20時半過ぎ。
水でも飲もうか…
そう思った瞬間、
☆☆☆ ピカーーーッ!!! ☆☆☆
突然リビングの電気がつきました。
隣の部屋で子供達が寝てるのに、主人がでっかい声で、
「ついたーーー!」
と言ったのを覚えています。
私もリビングへ走り、
「ついたーーー!」
とガッツポーズ。
もうもう嬉しすぎて、間違って主人とハグしそうになりました。
おっと危ねぇ。プライドが許さねぇ。
でもまたいつ停電になるか不安もあったので、とりあえずすぐにシャワーに入り、スマホも充電。
これで安心して眠れるー!と思ったけれど、テンションが上がってしまって全く眠れず。
それと同時に、今もまだ電気がついていない人達もいるんだと思うと、出来るだけ節電をして、全ての世帯に電気が届くようにしなければ!とも思ったのでした。
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地震発生から1週間以上が経ちました。
まだ毎日のように余震がありますが、被害が大きくなかった地域では、一見いつも通りの生活に戻ったように見えます。
でも、コンビニはまだ全然品物がなかったり、18時閉店だったり。
スーパーも、乳製品・納豆・卵・パンなどはすぐに売り切れてしまい、そこだけ商品棚がガラガラだったりしています。
その他のお店でも、節電のために照明を落としていたり。
出来れば経験したくなかったことですが、今回経験したことで、危機管理や備えを見直すことが出来ました。
2才のエマニエルの心にも強く印象に残ったようで、地震発生から今日まで、もう数え切れないほど、
「もうガタガタ来ない?」
と聞かれています。
「もう来ないよ」
と言えば、本人も安心するのでしょうが、実際に余震は何度も来てるし、本震はこれからだという情報もあったので、嘘をつくことはできません。
「ガタガタが来ても、ママが一緒だから大丈夫だよ。怖かったらすぐ抱っこしようね」
と言うと、
「うん!」
と笑うのですが、数時間後にまた同じことを聞いてきます。
それと、
「今日からもう2階で寝ようか」
と言ったら、
「ガタガタ来るから怖い、下で寝る」
と言うのです。
エマニエルの中では、2階だけガタガタ(地震)がくることになっているみたいです。
大きな地震がきた時は、2階の寝室で寝てたから。
地震から1週間は、何かあってもすぐに動けるように、リビングの隣の部屋で、みんなで川の字で寝ていました。
昨日から騙し騙し2階へ連れていき、寝室で寝るようにしているのですが、やっぱりちょっとした音にも敏感になっているように感じます。
どうにか不安を取り除いてあげたいけれど、これはもう時間が解決してくれると思うしかないでしょう。
台風のあとの地震からの大停電。
今思えば、その期間は短かったのですが、いつまで続くのか終わりが分からなかったその最中は、とても長く不安な時間に感じました。
今あるこの生活に感謝。
そして、早く私の風邪治れ!
