おまえが、おなごであって


よかった












かねてより、その才から おとこであればと


嘆息していた父に









初めて、女の子でよかったと


心の底から言われ











嬉しくも、照れくさいような


はにかんだ笑顔です














泣ける


泣けるな
















中宮の女房 という大役をいただき


大奥のような宮中で









帝や中宮のために、道長ために


そして 自分自身のために











いよいよ 本格的な執筆が


はじまります