昨日の続きです。
今月の北出塾は、
治療が難しい病気が原因で、
わずか2か月で自分で起き上がることも難しくなってしまった高齢女性の事例を考えました。
介護をしておられる息子さんやお嫁さんも高齢です。
しかも息子さんは病気を抱え、お嫁さんはお仕事を持たれていました。
大変な生活の中、お二人はご本人をとても大事にされていて、
「最期は家で看取りたい」
「おばあちゃんの望む通りにさせてあげたい」
とおっしゃっています。
一方ご本人は
「パチンコに行きたい。でも、もう歩けないの」
「早くあっちの世界へ行きたいわ」
とおっしゃいます。
病状の観察や身体面のお世話、心のケアは訪問看護師さんがしてくれる。
お風呂は、通所介護(デイサービス)へ行くことも辛いので、訪問入浴が来てくれる。
サービスが整っている事例であっても、
行政保健師は家までお訪ねすることがあります。
「では何を見に行くの?何を聞かせていただくの?」
これがお題でした。
若手保健師も学生も、全員が頭を悩ませていました。
私はこんな時、出来事を時系列に並べてみます。
青字が時系列に整理した事実、ピンクが事実から解釈・判断したことです。
事実を整理することで、ご本人がわずかな期間で一気にお身体具合を悪くしたこと、
ご家族を含めた生活が一変したことがわかりました。
ご本人が言っておられた言葉の意味もわかってきました。
(つづく)
