主人はいつも自分の身体の体調をノートに

書いている。

病院に行く時はそのノートを持って行く。

私は特に気にもしていなくて

書いているのをわざわざ見た事もなくて

簡単な記録と思っていた。


昨日たまたまそのノートが目に付いて

何気なく見ていたら結構な頻度で

吐き気ありとか腹痛とか下痢とか

書いてあった。


私は知らなかった。


主人が体調をいちいち私に報告する義務はないし

体調が悪い事を私に言わないといけないとか

言う決まりも当然ない。


だけど、こんなにも体調不良なのに

言ってくれたら良かったのに…と思う。


主人に聞いてみた。

「毎日な位吐き気とかそこら辺の痛みとか

あったんやなー」って。

主人は「毎日じゃないで。たまにな」って

言ってきたので

「こんな時に格好付けてる場合じゃないで。

ノートに痛みとか吐き気とか結構な頻度で

書いてたやん」って言うと

「お前俺の事やった来些細な事でも

ごっつう心配するやろ?

それが可哀想やから…」

って主人は言った。

泣きそうになったから

「自惚れてんの?心配なんかしてないで。

心配してるフリしてるだけ。いちいち心配

してたら身体もてへんわ」って言うと 

「心配しろよ!」って私の頭を軽く叩いて何故か

照れた顔をしていた。


主人の顔色や態度で体調のよし悪しを

判断出来ていると思っていた。

それが全く出来てなかった…。


主人が嘘を付いたりしても直ぐに分かるし

主人の事は何でも分かっているつもりだったのに

反対に私の事を心配されていて

こんな時に変な気を使わなくて良いのにと

凄く思った。


「しんどい?」とか「頭痛い?」とか何回も

聞いたりすると「心配し過ぎ」って

嫌がるんよね。


だけど、今日からはノートに記録を書いてる時は

横にへばりついて見といてやろうと思った。

鬱陶しがられると思うけど。


明日はまた医大。

造影CTの日。

前向きな気持ちで病院へ行こうと思う。