5月3日。金曜日。

昨日は主人の医大診察日。

25日の造影CTの結果を聞く日。

もう、電話で結果を聞いていたから

結果が良くなかった事も分かっていた。


朝、主人は胸が痛いと言って少し苦しそうに

していた。5分〜10分ほど。

その5分〜10分がとても長く感じた。

怖くもなった。

これからも胸痛や息苦しさが起きたり

もっと苦しくなる事があるんじゃないのかな?

1人で対処出来るかな?

主人は「救急車呼んでもらおうかと思った」

って言っていた。それ位苦しかったのか?

胸痛が治ってからは何もなかった様に

落ち着いていたけど私は不安でいっぱい。


医大の診察予約は12時半なので

11時に家を出た。

車の中では「ケーキ食べたいなー」とか

「帰りスタバ寄ろうかなー」とか

どうでも良い様なしょうもない話ばかり

していた。


道が空いていて結構早く着いた。

12時半頃呼ばれるかなと思っていたら

13時頃血液検査とレントゲンを撮って来て

欲しいと言われた。

え?えー?今?今から採血?

結果出るまで1時間待つん?診察は何時に

してくれんのかな?先に採血とレントゲン

言っといてよなーとか言いながら

採血とレントゲンに行った。

両方とも混んでいた。


結局診察室に入ったのは14時半頃。

主治医から丁寧に説明を受けた。

何枚か前のCTを出して25日のCTと

見比べてくれた。

一度小さくなった腫瘍。劇的に

小さくなった訳じゃない。

その後は膨らんで今ます…と言われ続けた。

今は元の大きさより少し小さい程度。

リンパは変わりなし。

脇に小さな腫瘍があるけど前からあったみたい。

胸膜播種は綺麗になっている。


「急に大きくなった訳ではないので

今すぐどうこうなると言う訳でもないし

治療も今すぐ変更しないといけない訳でも

ない。だけど悪くなる前にどうにかしたいと

思うので薬を変更します。良いですか?」

と言われた。

断る理由がないので「お願いします」と

頭を下げた。   


薬の説明は来週聞く。

もうそろそろ主人に使える薬がなくなる気が

していた。主人も同じ。

ゲノム検査もお願いしている。

癌発覚時遺伝子は全て陰性だったので

あまり期待してないけど

どれかが陽性になれば良いなと思っている。


その前に使える薬

主治医が考えてくれている薬がある事に

とても感謝している。

良かった…って素直に思う。


主人の薬を考えたくて今日は採血と

レントゲンを急遽入れたとの事だった。


また振り出しに戻った主人の腫瘍と治療。

最初の頃に比べると勿論使える薬も当然少ない。

だけど癌の状態はスタートラインと同じ。

まだまだ諦められない。

主人と共に頑張っていきたい。


今日から娘達が帰って来るので

きっと賑やか。

不思議ちゃん三女は何とか頑張って

働いている。思いっきり褒めてあげようと

思っている。