2007年1月7日(日)13:00開演 日生劇場
【あらすじ】
19世紀末のロンドン。好色なターピン判事に妻を横恋慕され、無実の罪を着せられ流刑にされた床屋のスウィーニー・トッド。若い船乗りアントニーに命を救われ、15年ぶりに街に戻った彼は、妻の自殺と、娘ジョアンナがターピンに養育されている事実を知る。彼への復讐を期して、ロベット夫人のパイ屋の2階に店開きをするスウィーニー。その素晴らしい腕前から店は大繁盛。素性を偽る彼は、その過去を知る人間たちのひげをあたるふりをして喉をかききっていく。一方、ろくな肉を仕入れられないロベット夫人のミートパイはロンドン一まずいことで有名だったが、スウィーニーが殺した人間の肉でパイを焼くことを思いついて…。人肉パイはこの上もなく美味で、店は瞬くうちに大繁盛。死体も隠滅でき、一挙両得と高笑いの二人。一方アントニーは偶然知りあったジョアンナと恋に落ちる。二人は駆け落ちを企てるが取り押さえられ、ジョアンナは精神病院に隔離される・・・
ターピンへの復讐を画策するスウィーニー、彼の知らない秘密を握りながら彼を愛し始めるロベット夫人、愛を成就したいアントニーとジョアンナ、ジョアンナに邪な欲望を抱くターピン、スウィーニーの正体を疑う小役人ビードル、ロベットを慕う頭が弱い使いっ走りの青年トビアス、不吉な予言を吐く謎の乞食女…それぞれの欲望が渦を巻き、物語は恐怖の終幕に突き進んでいく。
【キャスト】
スウィニー・トッド:市村正親
ミセス・ラヴェット:大竹しのぶ
乞食女:キムラ緑子
ジョアンナ:ソニン
アンソニー:城田優
タービン:立川三貴
ビードル:斉藤暁
トバイアス:武田真治
阿部裕
大須賀ひでき
岡田誠
越智則英
小関明久
さけもとあきら
中西勝之
水野栄治
山田展弘
秋園美緒
北澤装子
菅原さおり
高橋桂
福麻むつ美
三木麻衣子
山崎ちか (五十音順)
【スタッフ】
演出・振付 宮本亜門
翻訳・訳詞 橋本邦彦
音楽監督 山下康介
指揮 西野 淳
美術 松井るみ
照明 中川隆一
音響 大坪正仁
衣裳 前田文子
歌唱指導 北川潤・泉忠道
演出助手 伊藤和美
舞台監督 二瓶剛雄
宮本亜門の演出が好きだ![]()
今回もダークなこの作品に合ったおぞましい舞台装置。
狂気に満ちた世界を亜門ワールドで繰り広げてくれた・・・![]()
市村正親は日本一のミュージカル俳優だろう![]()
山口祐一郎のダイナミックな声のミュージカル俳優も好きだが、市村さんは演技の掘り下げが素晴らしく、汚い声の使い方が巧い![]()
大竹しのぶは歌は???だがおぞましいミセス・ラヴェットを怪演![]()
プライヴェートでインタビューに答えている彼女はかったるい声を出しているが、凄みの利いた声で舞台女優の貫禄があった。
彼女意外の「ミセス・ラヴェット」は考えられないほど![]()
武田真治のトバイアスは少々頭の弱い男の子で最終場面ではかなり重要な役回りをするがこの難役を好演![]()
ソニンのジョアンナはファルセットも美しく、ミュージカル女優としての可能性を感じさせた![]()
城田優のアンソニーも舞台栄えする容姿と歌唱力。若い二人の恋が唯一の救いのような暗いけれどちょっとおかしいところもある作品で楽しめた![]()
