以前は断然、高音が好きだった。

やっぱりオペラ好きの友達と一緒に「我ら高音族(高音域のパートの歌手が好きな人の集まり)」を作ったほどである。

今でも高音は好きだけれど、重低音の声にもあこがれる。



バリトンの小森輝彦さんの公式HPよりリンクして昨日、バス歌手の妻屋秀和さんと、同じくバス歌手の三浦克次さんのHPへとたどり着いた。



妻屋さんはライプツィヒ歌劇場の専属歌手でいらっしゃる時に音楽の友社から出版されている「グランドオペラ」にドイツでの歌劇場でのリポートを寄稿しておられた。

ユーモアが多分に含まれた文章に「きっと面白い方なのだろうなぁ~」という印象を受けたのが妻屋さんとの最初の出会いだった。


初めてその声をお聴きしたのは新国立劇場の「ドン・カルロ」のフィリッポ2世役だった。ルキノ・ヴィスコンティ演出の豪華な舞台で日本人離れした深々としたバスを披露された。

新国立劇場のノヴォラツスキー芸術監督のお気に入りの歌手さんなのであろう。ヴェルディ「ファルスタッフ」、ベルク「ルル」、ヴェルディ「運命の力」など様々な役柄で次々と新国立劇場の舞台に登場されている。


公演でお疲れの歌手さんには大変申し訳ないのですが、高い交通費もかけて新潟からわざわざ観に行っているのだから「サインもチケット代のうち」とばかり、時間のある時は楽屋口で歌手さんの出待ちをしてサインを頂くことが多い。

前出「ドン・カルロ」上演後、その日は妻屋さんとは別組の上演日だったが楽屋口から妻屋さんが出ていらした。「私は今日出てはいませんから~」とおっしゃられながらサインに応じていらっしゃるイメージ通りの方だった。


もうお一人の三浦克次さんは私の生まれ故郷、新潟県(旧中蒲原郡村松町)のお隣の加茂市出身のバス歌手である。(同じくバス歌手の佐藤泰弘さんは今住んでいる長岡市出身だから新潟には意外と声が低い人が多いのかも知れない。)

三浦さんは主に藤原歌劇団の公演で幾度もその舞台姿を拝見しているが、NHK BS2で以前放映された「これであなたもオペラ通」という生番組に出演しておられた時に地声もとってもきれいなバスだったのが印象深い。(声域はバリトンなのに地声はハイテノールなんて方もおられます。)



三浦さんのお婆様は産婆さんで同じく加茂市出身の女優、樋口可南子さんを取り上げた方だそうです。