大きく動く雲とお隣のマダムに

「行ってきます」と言ってから向かった手術室。

 

 

 

 

どういう道順で行くかは、5月の入院で確認済み!なので

ちっともワクワクせずに

車椅子を押してくれる若い看護助手のお兄さんと

「東京生まれなんですよ~」と

この前も若い準看のお兄さんと同じ話をしたなと思いながら

エレベーターに乗って降りて、また少し移動して

手術室2つ手前のドアの中に入って、ストレッチャーに乗り換えです。

 

ストレッチャーで更に少しだけ移動して

手術室のすぐそばの待合廊下で待機!

またメザシのように他の患者さんと並んで待つことになるのかな…

 

と思ったら

 

あれ、今回は"メザシ"になってくれる仲間が誰もいませんよ!

広い空間に私のストレッチャーだけが鎮座することになりました。

 

最初から一匹でメザシというのも情けない。

よし、今回は立派な"鯛"になって待ちましょう。

それも、奉書焼の鯛です。

シーツでくるまれて、焼かれてはいませんけれど

ほんとに奉書焼そのものです。

 

 

奉書焼なるものを食べたのは、18の時でした。

高校の卒業旅行で女の子3人で島根の松江に行きました。

随分渋いところに行ったものだなと思いますが

そういう好みだったわけではなく

友だちの一人がその地に親戚がいるという理由で行ったのです。

奉書焼は、確かスズキの奉書焼でしたね。

鯛は鯛めしとして食べたのだったな。

ああ、宍道湖の夕陽は綺麗でしたよ~

 

 

そんなことを考えているうちに

「お名前と生年月日を教えてください。

過去の手術歴は・・・」とカルテを見ながら麻酔科医の先生が現れました。

 

その先生がストレッチャーを押して手術室へ向かいます。

手術室の中は、ずいぶんひんやりしているなと今回は感じました。

 

そして、ドクター・ファビウスの登場です。

本日の手術内容を簡単に説明してくれました。


メガネをかけていないので、はっきりは見えなし

ドクターも手術のための格好をしているのでいつもとは違いますが

声と雰囲気でw

ちゃんと患者側からも執刀医の本人確認ができて、安心です!!照れ




近くの川には白鳥が数羽住んでいます。

 

それから、麻酔用のプラスティック針が血管に入っていきます。

麻酔の前に、今回はカシューと白鳥たちのことを考えようと思っているところに

麻酔科の先生が

「心地いいいこと、楽しいことを考えてね」と言ってくれて

「そうそう、それがいいのよね~」と返事をしようと思っているうちに、眠ってしまいました。

 

眠ったというより、"無"になるのですよね。

「空白の時間に入る」ような感じです。

この感覚が、私は結構気に入っているのです。

変な患者ですね。爆  笑

 

 

果たして

その空白の時間から戻ると

ぼんやりと目が覚めて

看護婦さんの質問にぼんやりと答えて

ぼんやりしながら、部屋に戻り

ぼんやりしているうちに、ベットの上に移動していました。

 

もう少し頭がはっきりしてから

自分の状況を確認すると

点滴のチューブが右手に繋がってることがわかって

「大丈夫ですか」と聞いてくれる看護婦さんに

お手洗いへ行ってもいいですか?と聞いて

その答えで尿道カテーテルが付けられていることを理解しました!

 

これは、乳がんの手術の時と同じ手術後の状況です。

 

しかし、痛みは今回の方が大変!
ちょっと動くと、お腹に筋肉痛のような痛みを感じますよーー

 

それに

痛くて、寝返りがうてない!えーん

 

おや、想像していたより痛いではないか~!

腹腔鏡手術だから、簡単な手術だと思い過ぎていたようです。

この前のポリープを除去する手術とはちょとっ違うということに

この時漸く気が付きました!

 

鎖骨の肩先に近い方も痛い。

これは後で聞いたら

手術の際にお腹を膨らませるために入れた炭酸ガスのせいだそうです。

 

予想以上の痛みにがっかり・・・ショボーン

でも、もうこれは時間が経つのを待つしかないと、すぐに観念いたしました。

 

 

夕食の時間には、「ご飯ですよ。食べられますか」と聞かれて

「食べたい気持ちになれません・・・」と答えながら

いつものハムの乘ったプレートが目に浮かびました。爆  笑

 

結局、この日は丸一日何も食べずに夜を迎えたのでありました。

あ~明日の朝食が楽しみだなぁ。


 

 

 

痛みはともかく

おかしいなと思う症状に気付いた1月から約半年、

検査やポリープ除去の手術の末、やっと原因を取り除く手術を終えて

思ったことは

腹腔鏡手術で子宮摘出の手術ができるドクターが、我が町にいてくれてよかった

ということでした。

 

開腹ではもっと身体に負担があるだろうし

他の大きな町の病院まで行っての手術ということであったなら

疲れ切ってしまったことであろう・・・

10年前は

5時間の旅をして南仏の町まで移動しての手術と療養をしましたが

今は、その時のようなパワーはないなと感じたのでありました。

 

その後、翌日には寝返りが打てるようになりましたし

日に日に痛みは少しずつ消えていきますね。

ドクターの腕もいいのだと思いますが

人間の回復力ってすごいな~、と感心します。

 

音符現実には、9月8日。退院してるかな。未来記事設定で書いています。