既に知っている人もいるかと思いますが、モーセの契約の箱は発見されています。
ロン・ワイアット、彼はもともと麻酔科の看護師でしたが、1960年に雑誌の写真の中でアララト山近郊の山に舟の形を見ました。
その結果、福音派クリスチャン集団の間で、これはノアの箱舟ではないかという憶測が広まり、ここから彼のアマチュア考古学者としての生涯が始まりました。
ロンは、聖書からの多様な引用文から興味が広がり、1977年から1999年に亡くなるまでの間、中東に100回以上足を運びました。
彼の幾つかの発見は、残念な事に、彼が専門の考古学者でなかったため重要視されず、公に認められることはありませんでした。
しかも、彼の福音派の同士までもが、彼のことを詐欺師扱いした始末でした。
まるで、地動説を説いたガリレオのようにです。
以下は、ロン・ワイアットが再発見した契約の箱について詳しく説明しているウェブサイト の一部を私なりに訳してみたものです。
契約の箱の再発見
契約の箱は、神の導きによって再発見されました。ノアの箱舟や紅海の横断跡に散らばる戦車の車輪、頂上が黒く変色した真のシナイ山を含む幾つかの重要な考古学的発見を神によって許されたロン・ワイアットは、旧エルサレムの外側領域を掘り起こすよう神に示されました。場所はまた、岩の模様とイエスの正当な埋葬場所の墓苑にかなり近いことから、ゴルゴダの丘としても知られています。これは、紀元前586年頃のバビロン攻囲戦前に落壁崩壊した、エルサレムの壁とバビロン包囲壁間周辺地域にありました。
多くの瓦礫が発掘現場から除去され、掘削が開始されました。3年にも亘って続いた数回の旅の努力は実を結んではいませんでしたが、調査隊が丘をじっくり探索した結果、そこが蜂の巣状の非常に狭いトンネルである事が分かりました。
発見当時、発掘作業員とアラブ人ヘルパー、そしてロン・ワイアットはもう一つの部屋に続く小さな穴を見つけました。穴を拡大し、最初にヘルパーがその部屋の中に這って行きましたが、恐怖に満ちた面持ちで彼はすぐに出て来て、二度とその蜂の巣へは戻りませんでした。ロンは、入り口の穴を広げて部屋に入り、ケースメントと部屋の中の他の神聖な用具を見て、長年探していた物が見つかった事を実感した時、失神して45分間ほど意識を失った状態でした。これは、1982年1月6日午後2時頃のことでした。
部屋は、8フィートほど高い平天井の一端の長さが22フィートで12フィート幅の大きさでした。18インチの天井内に、拳大くらいの岩や他の瓦礫が埋まっていました。至聖所の用具(リスト参照)は、乾燥して腐った木と何か柔らかい動物の皮で覆われていました。部屋の離れの端には、蓋のあるケースメントがあり、それは、聖書に示されている契約の箱を保管するのに正にぴったりの大きさでした。
部屋の中で後に確認された物品:
1.契約の箱
2.シューブレッドのテーブル
3.金のお香の祭壇
4.金のつり香炉
5.七枝の燭台
6.ゴリアテのように巨大に長い5.2インチもある剣
7.エポテ
8.先端に象牙の付いた司教冠
9.真鍮シケルのおもり
10.複数のオイルランプ
11.真鍮の輪
この発見は、歴史上最も重大な考古学的発見で、ヒットラーやムッソリーニを含む何人かの独裁者達は、その箱を所有する事で、敵に及ぼす力を彼らに与えるだろうと思い、契約の箱を積極的に探索しました。
イスラエル政府は、部屋から持ってきた人工物を調査後、アークが実際に発見された事に満足し承認しました。しかしながら、政府は面目上、暴動やユダヤ人過激派による岩のドームの破壊の可能性を防ぐため、情報の公開を非常に警戒しています。人々がアーク発見の情報を誤用した場合に起こる幾つかの例を挙げています。*(4項目の例の訳は省略しています)
イスラエル政府は、契約の箱(以下アークと記述)が発見された事に満足し、部屋に続くトンネルを封印するよう命じました。アークに続くトンネルの一つは鋼鉄板で覆われ、その後、2フィートの岩と土が被せられました。神は、それを明らかにするのに決定的な時を待っています。
アークは、それを取り囲んでいるケースメントまで走っている亀裂から、コロノスコープを通してロン・ワイアットによって見られました。ロンのその地への4度目の旅行中、アークに付き添い守っている4人の天使が、部屋の瓦礫を取り除き、アークをきれいにする為にその周りからケースメントを取り去りました。彼等はまた、ゼデキアの洞窟からアークの位置する部屋までのトンネルもきれいにしました。ロンは、一人の天使から彼が一緒に持って来た三脚に8ミリビデオを取り付け、次に起こるだろうことを記録するよう支持されました。ロンは、直接アークを見ることを許され、天使の合図で彼の手でアークから二つの石板を移動させました。そのため、ロンはアークがどんな感じだったか彼の心の中に、とても鮮明な画像を持っていました。
コンピュータ処理された画像参照のこと。
前述したように、最初に再発見された時、アークは亀裂が入ってちょっとずれた蓋の付いたモルタルのケースメントの中にありました。その亀裂はケースメントの土台を通って続いており、その亀裂ならびにコロノスコープを通してみる事が出来ました。2本の棒は、アークに添えられた輪の中にまだ納まっていました。
購いの覆いは、聖書にも言及されているように純金で、またザクロで囲まれていました。2人のケルビム(天使)(端にそれぞれ1人)が、一方の羽をアークの後方に、もう一方を彼等側を覆うように他方へ直角に配置させていました。
ケルビムの顔の近接写真は、多くの画家が今日描いているようなものではなく、レビの司祭が大祭司帽と満面に顎鬚を付けた、私たちの思惑通りの形相に似ていました。
アークの裏面は小さな個室になっていて、後の洞窟訪問中に石のケースメントが外された後にだけ、これは見れるようになるでしょう。これを見た時、ロンの心はとても高鳴りました。個室には、モーセ自身が書いた「律法の書」の原文と思われる、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記の4書が入っていました。「創世記もあったかもしれないが、僕には分からない」と、調査後ロンは回想しています。「多分それは他のものと一緒に一つに巻かれていたのだろう。それらは床革の上に書かれていて、殆どまるで昨日作られたかのような未だに素晴らしい状態だった。それらは、ちょうどイスラエル人の靴革が、砂漠の中で磨り減らなかったような柔らかい革の上に書かれていた。神は、イスラエル人達に荒野を放浪している間、彼等の服やサンダルをすり減らさないことを約束した」。(申命記29:5)
・:,。☆今日アークを取り巻く幾つかの興味深い発見について゚・:,。★゚
ゴルゴダの断崖周辺を発掘調査中、
1.4つの(「T」字型の)十字架穴が発見された。中央の十字架穴は、他の3つの穴よりも後ろにあり、少し高い所にあった。その位置は、特に際立った特徴的な犯罪者のために用いられたと示されている。その穴は、長方形の岩で覆われており、その穴に将来的に十字架刑で使用できなくするようなかなり大きな亀裂があった。
2.岩の祭壇は、中央の十字架穴の上で見つかった。ちょっとした方法で、中央の十字架穴の前の大きな墓石(直径13インチ)は発見された。
3.測定によると、墓石はおよそ100ヤード先にある墓苑の開口部を覆う位置に完全に適合している。一度墓を封印するのに鎖で固定された鉄の杭が、驚異的な力(天使が石を転がし離した)によって切り取られた。技術者による杭を切り取るのに必要とされる力の概算は、およそ60から80トンだった。その杭の残物をまだ今日でも見ることが出来る。
4.アークが安置されている部屋の最上部は、中央の十字架穴の底から約20フィート下にある。ケースメントの覆いとアークの蓋の亀裂の両側に黒ずんだ血の染みがある。
5.亀裂に通した金属巻尺の測定で、アーク上の亀裂は十字架穴の亀裂と直接繋がっている。
6.イエス・キリストの死で起こった地震が、十字架穴の底から岩を通って走る亀裂を開き、ケースメントの蓋を割って開け、底を砕いたようである。
7.ローマ兵がイエスの脇腹を突き刺した時、アークの購いの覆い(恵みの座)に油が注ぐように、イエスの血が亀裂とケースメントの蓋の開いた所を通って流れ落ちた。例えイスラエル人の罪がどんなものであったにせよ、彼等の汚れと背きに対する購いの恵みの座に「主のヤギ」の血が振り掛けられることで、購いの礼拝の日(ヨム・キプール)として成就した。このイエスの象徴は、サタンを表す他のヤギ(スケープゴート、身代わりのヤギ)と対照的である。神殿の清めの儀式後、神の人々から全ての罪が、身代わりのヤギの上に置かれ、その後、死ぬために寂しい場所へと連れて行かれた。更に、ダニエル書9章の預言には、救い主が来て最も神聖なものが油注がれるだろう間、と記されている。救い主は、紀元後31年の最終週の半ばに生贄として終止符を打ったのだろう。
8.血液の染みの標本が、岩の周辺とケースメントの蓋の亀裂から採取され、イスラエルの独立研究所で分析され、人間の血液であることが証明された。しかしながら、血液の遺伝子分析では、イエスが普通に男性と女性との結合によって生まれたのではなく、むしろ処女懐胎を表す幾つかの興味深い調査結果と証拠が出て来た。更に、乾燥した血液を48時間食塩水に晒した時、驚くべきことに白血球が生き返った。研究所のスタッフがロンに「これは誰の血液ですか」と尋ねた時、彼は「あなたの救い主のものです」と言った。
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ここで、神様と私たち人間との間にイエス・キリストの血による新たな契約が、古い契約と共に交わされた訳です。
既に、契約の箱が見つかっているということは、世の終わりのラッパが鳴らされる日も近いということでしょう。
イースターを迎えるにあたって、再度イエス様の復活を心から感謝したいと思います。