デーシーデース!!
帝王切開後の麻酔が切れた痛みに耐える私。
その激痛のさなか言われた、
「朝になったら立ってもらいます」の恐怖の宣告。
私は怖くて怖くて。
点滴の痛み止めも効かず、痛みもずっとずっとつらいまま、眠れないまま朝6時。
私は看護師さんに言いました。
「この病院で1番強いやつを。。」
この店で1番高いやつを、みたいに🍷
いや、言い方は実際は瀕死の感じで。
看護師さんは困った顔をしながら、
「実はもう一つあるんですが、それは立ち上がるときのためにとってあるんです。
今使っちゃうと立つ時に痛み止めを使えなくなります。それでも今使いますか?」
それはもう、とっておくしかないですよね…。
しぶしぶ聞き入れました。
ずっとずっと痛みに耐えて、一体その強力な痛み止めはいつくれるのかとそれだけを待ち…
朝10時。
看護師さんがやってきました。
「よくこの時間まで耐えましたね!この強力な痛み止めで大抵の人は楽になりますから、よかったですね!」
と言って注入してくれました!
ああ、よかった、これで助かる…。
…。
…。
30分以上経ちました。
傷は意思を持って暴れ出すんじゃないかというくらい、熱をもって猛烈に痛いままです。
き、、、
効かなかった!!
最後の頼みの綱でした。
これが効かないなんて…
私の頭は絶望の二文字に支配されました。
そして11時、処刑の時間が来ました。
看護師さん「さあ、立ちますよ!」
地獄の門番かと思いました(ごめんなさい)
私はこのとき、もう心が完全に折れていました。
わたし、なんでこんなことになってるんだろ?
なんでこんなに痛いんだろう。
なんで痛み止め全然効かないんだろう。
そもそも無痛分娩で申し込んだのに。
わたし、何か悪いことしたっけ?
ただ赤ちゃんに会いたかっただけなのに。
立ちましょうと促す看護師さんに、気づいたら泣きながら訴えていました。
「痛み止め全く効きませんでした。
寝返りだけでも信じられないくらい痛くて痛くて、立つなんて到底無理です。
みんな、やってるのは分かってます。
それに耐えられない自分が情けなくてしょうがないです。
でも、分かっていてもダメなんです。いやです。できません。」
ほんとに辛くて情けなくて涙を垂れ流していました。
絶望すると文字通り人は立ち上がれなくなりますね。。
そんな遅れてきたイヤイヤ期の石出を立たせるために、看護師さんはこう言いました。
次回へ続きます!!
痛みに支配されながら見ていた病院の天井を忘れられないデーシーデシタ!!