こんにちは、tetteの渡辺です
今日は妊娠後骨粗しょう症についてのおはなしです。
骨粗鬆症と聞くと「高齢者に起きること」と捉える方が殆どかと思います。
現在月曜日に放送されているラジエーションハウスというドラマでは、女子高生が過度なダイエットが原因で骨粗鬆症の診断を受けていました。このストーリには続きがあって、骨粗鬆症の診断後には卵巣腫瘍も見つかっていました。
近年、若年層の痩せ傾向、もっと掘り下げていくと幼児や小学生らの新型栄養失調なども大きな問題となっています。これらが将来に繋がっていくことは容易に想像が出来ますので、私たち大人がしっかりと取り組むべき課題だと思っています。
妊娠後骨粗しょう症:Pregnancy and lactation associated osteoporosis (PLO) は妊娠後期から産後授乳中(産後6か月くらいまで)に、突然背骨が圧迫骨折を起こして発見される病気です。まだはっきりと確立されたものはないのですが、産婦人科医の先生がお話されていた内容を一部抜粋して書かせていただきます。
急性期に強い腰痛で疑う。
妊娠後期~授乳期に強い腰痛を訴える場合、骨折の有無をMRIで確認する。
骨密度の測定(骨密度が下がっていても痛みがないため、骨折してわかることが多い)、MRIの診断が必要。
いくつも骨折がある場合、断乳がベターと言われている。
PLO患者さんの次の妊娠は骨密度が80%以上の数値になってからがベスト。
☆圧迫骨折の初期はレントゲンではよくわからないため、MRIを用いる。
☆日本は骨密度測定器が諸外国に比べて一番普及しているそうです。
ここからは栄養学の視点から
骨を作るのに重要なビタミンD
ビタミンⅮは食事から10~20%、日光からはなんとなんと80~90%得られるといわれています。
日本人は「美白」に意識が向きがちで、できれば日焼けをしたくないという方が多いと思います。
ちなみに私は骨密度を考慮してではなく日焼け止めは面倒くさくて夏場もほとんど塗っていないので年中黒いです。。。
10年後、20年後にはシミだらけになっているかもしれないけど、笑って生きていられれば最高だと思っています(;'∀')
今の私の例を挙げると極端すぎるのですが
日光といっても、日焼け止めなしで日中ずっと直射日光を浴びてくださいということではありません。
カラダにとって悪影響を及ぼさない時間、外に出て太陽の光を浴びる。これで十分だそうです。とはいえ、朝の忙しない時間帯に太陽の光を浴びるって中々出来ない気がします。お仕事がお休みの日とか…子供さんと外で遊ぶときとか…少しの意識で違います
日光は骨粗鬆症にはもちろんですが、脳にも良い影響を与えてくれますよ
ビタミンⅮ生成・日光情報がアプリでも確認できます(地球環境センター)のでご興味のある方はどうぞ〜こちらに詳細がありますが、オススメの日光照射時間や日焼けに注意する時間帯などご丁寧に記載してくれてます
ビタミンⅮは授乳されているほとんどの方が低値を示します。ビタミンⅮに限らず、カルシウムや総エネルギーも低値です
(勉強会ではサプリメントも紹介されていましたが、このブログでは割愛させていただきますね)
妊娠初期から低BMI(瘦せ型)の方は骨密度が低めで、ビタミンⅮも低いというデータがあります。そのため、妊娠前から生活、食事を通してのカラダ作りがとても大切です
今日は長々とお付き合いいただき有難うございました
先日家族でサッカーをしたのですが、夫が珍しくいい感じで撮ってくれました