ブログの内容は前回の続きなので、読まれてない方は前の回から読んでいただければと思います。

今から思えばこの(パリの大学区長内で行われる移民の子供の為の中学、高校入学前の)学力チェックのテストを受けるまで、この夏休みの期間は怒涛の日々だったとわれながら思います。。(笑)

11歳の娘にとってフランス語のアルファベットの発音、定冠詞から形容詞、数字の読み方、時間の言い方、曜日の言い方、フランス語の基本勉強は苦痛の中の苦痛だったと思います。 
近所迷惑にもなった程、嫌がって泣き叫ぶ娘を机に踏ん張らせる為にどれだけモチベーションを持たせるのに苦心したことか。(笑)  

そして、いよいよ試験当日(8月26日、フランスではもう直ぐバカンス明けの時期です)、私達は朝の5時に起床して、試験会場であるパリの大学区長内に足を運びました。(テストは朝の8時ジャストに開始と聞いていましたが。一体、「このいい加減王国のおフランス」でそんな事あるのか、なんて内心疑たりもしていました笑)
早朝のまだ薄暗い中、7時に会場に到着して、思わず「何これ!!」と絶句しました。。
余りにも目を疑ったこの長蛇の列。。。100人ぐらいいたのか、何かもう並ぶ気にもなれない感じで、 国籍はアラブ人の親子から、西アフリカのマグレブ系、中国人、ロシア人親子、朝の7時からこの「インターナショナルの教育バトルムード」を肌で感じとった私達。。。何というか、いかにも「うちの子にはこのおフランスでしっかりとした教育を受けさしたいわ」という強いママ達のオーラ間を肌で感じ、圧倒されていました(笑)。 
実際、娘には「今日は帰って出直そうか」なんて冗談交じりに言ったぐらいでした。。
午前7時45分、大学区長内のエントランスは以前とシャッターが閉まったまま、その入り口の前にいる長蛇の列の後ろで半信半疑でテストを待つ私達。。異様な光景だったかもしれない。。


結局、1時間半待った末、いかにもバカンス明けと思われるこんがり日に焼けた40代後半の職員と思われるフランス人女性と警備員の男性がやってきて、大学区長内の入り口のシャッタをーオープンさせながら、その彼女の甲高い声で「本日は休み明けの為、余りにもテストの志願者が多いので、先着4人のみテストを受けて頂き、残りの方には番号入りのチケットをお渡しますので、後日また戻ってテストを受けていただく事になります。」 私は思わず呆れ果てて、「はぁー何言ってんのよ!」と周りの人と同じように罵声を飛ばしました(笑)     
ガックリ。。確か1日、40名までの定員じゃなかったのか。。
そうしているうちにママ達が自分勝手に係りの人に文句言って詰め寄ったりしてるし。。
私と娘は静かにもう仕方ないと思い、列の中で翌週のテストを受けるためのチケットをゲットする為に更に待ちました。。 しかし並んでいる間に私も娘も強く感じた事はこの「おフランス」の移民の子が受ける学力テストのはずなのに子供はみんな普通にフランス語をしゃべっているし、同じお年頃の子供もとにかく大人っぽくて老けているし(笑)。。。 

帰りのメトロで、先ずは語学を優先して「2年留年して小学校に通う事」を検討しました。
弱気になった本人もそうしたいという希望を私にぶつけてきた事もありました。。。。。
帰宅後、以前相談に乗って頂いた小学校の校長先生に即、相談したところ、校長先生は「大学区長が許可を出せば、うちの学校に入学していいですよ」と快く良く言って頂き、先ずは一安心。。。さぁマイペースでやっていこう!という話でまとまり、楽観的な私達。。。。。(笑)

さてやっと待ちに待ったリターンマッチのテストの日。。
翌週、朝6時に起床、8時ジャストに会場に到着するように出かけました。
出来なくても小学校行きが決まっている娘は超リラックスムード(笑)

もう九月に入りパリの学校もみんな長いバケーションが開けて
新学期が始まったころ、最近日課になっている娘との朝のお散歩とテニス。テストの前日の朝、近所の学校に登校する子供の列を見ながら「早く私も学校にいきたいなぁ。。」と思わずポロリ 学校のありがたみを実感しつつある娘を見ながら安心した私。
「明日のテストが終われば行けるよ」なんて話しながら、私もその風景を眺めていました。

無事テスト会場に入り、簡単な説明の後、娘は教室に入って行きました。娘の後姿を見守る私。。
私は親の控室で待機。。。1時間もしないで終わるだろと思っていましたが。。1時間経過。。。2.。。3時間たった頃、やっと私が持つチケットのナンバーを呼ばれ、指定された書類を提出しました。その時に職員の担当者に既に小学校の校長先生に入学の許可を頂いているので、2年留年したい事を伝えました。
すると既に娘のテストの採点が終わりその結果を見せられ。。数学のテストは満点でしたよと、あっさり。。
「えっ!」と思わずびっくりした私に 担当者の方は「中学校に行きなさい、小学校に行く必要はありません」。。なんて言われ。 私は「ウィーマダム」とうなずく以外にありませんでした。。(笑)
なぜか、この職員に出口の所まで見送っていただき、思わぬVIP待遇。。。
一週間後にレターで入学できる通知が自宅に届きますとの事でした。

帰りのメトロの中で娘に聞いたテストの内容とは、数学のテストにはそれぞれの国籍の言葉、つまり日本語で問題が説明してあり、日本の塾でやっていた内容より数段簡単な内容だったとか。。結果は満点。。

 問題のフランス語筆記テストは自己紹介や選択問題で半分ぐらいは出来たらしい。 またフランス語質疑応答のテストもあったそうで、質問の理解は出来きてなかったが、とりあえずこの夏休みに特訓した名前と年齢と自分の国籍を短いPRをフランス語で何とか言えたらしい(苦笑)。
他の外国人の子供はフランス語のテストよりも数学のテストに大いに悩まされていたらしい。みんなボールペンを使っているので、修正ペンで一生懸命消していたり、数学の難しさに思わず泣いてる子もいたとか。。


そして翌日、自宅に電話がかかってきました。それは第一希望にしていた家の近くの公立中学校の先生からの電話でした。入学が決まりましたので、来週の月曜日から来てくださいと。。。あー良かった、
行きたい学校に決まった。。と思いながらいると、次から次へと質問事項や予定についての説明が始まりました。来週から学校が始まる事、家庭でのフランス語の学習方法についてです。それまでは分からない言葉を直ぐに辞書で調べる習慣をつけて生活していましたが今日からは一切辞書を使わないで下さいと言われました。フランス語はフランス語で学びますと。先ずはフランス語を勉強する外国人の生徒用クラスのみに参加するとの事です。
そして出来るだけ早く普通のクラスに合流して授業が受けられる様に激励のお言葉を頂きました。。
何よりやっと長かった(娘とのバトルの)夏休みも終わり毎日学校に行ってくれる事が何よりです(笑)。

さて、明日から娘にとってどんな学校生活が始まるか期待と不安と緊張感でいっぱいです。