大粒の涙 落す
遠い誰か 出逢えるのか否か・・・
そんなことは知らないけど
ふたりで契りを千切ってきました。
ぅぅぅ
手紙を書いてるときに過ったとおりの展開だったけど
二人して頭が痛くなるほど泣きながらも
きちんと話が出来たことはよかったと思う。
思いたい。。。
私が訪れる前に
「いざ目の前にしたら冷静じゃなくなるかもしれないから」
と、あらかじめ彼は彼で手紙まで用意してくれていて・・。
お互いに「冷静に判断した場合の結論」はすでに持ちながら
実際にそれを認識するまでに3時間くらいかかってしまったけど
それぞれが どんな過程を経て答えを導いたのか
きちんと話が出来た事はよかったと思う。
思いたい。。。
「お前はこのことでもの凄く深く悩んで苦しんだだろうけど
その経験があるからこそ
これから先、同じ様な状況の人に対して今よりきっと
掛け値なしに優しくなれるよ。
苦しいままで終わらないから大丈夫。
今は自分を責めるだろうけど、
僕らは憎みあうわけじゃないし
これからもお前の事は好きなままだから
俺はお前の為に この苦しさは飲み下せるから。
自分の事を考えればいいんだよ」
とか
「この事はかさぶたみたいなもので、
まだしばらくは気になっては引っ掻いてみたりするだろうけど
かさぶたの内側では確実に回復に向かっているんだから
もぅ 無理に引き剥がそうとしなくていいんだよ。
そっとしておけば、 そっとしておくだけで
何も頑張らなくても知らない間に治ってるから。
急ぐ必要はないんだよ」
とか
私が投げた毒のせいで 物凄く参ってるのに
時々は 御乱心になりつつも
あくまで私を気遣ってくれる姿勢に
私とは真逆の かわらぬ想いを感じて
やはり心が離れているのに彼の側にいるわけには
守ってくれるからという理由だけで愛され続けるわけには
いかないと 思ってしまって・・・
心の中の大半は嵐のように荒波がうねっているのに
両目からは確かに涙が止まらなくて
顔なんか二人ともビタビタなんだけど、
心の一番芯の部分では 台風の目よろしく
自分で引くくらいに冷静だった。。
ラジオから流れる「春なのに」に対して
「いまこの曲が流れるなんて切ない・・」とか言うあたり
それはきっと彼にも言えること。。
(言われるまで私の耳には聴こえていなかったもの)
そう思ったら、
私たちは大丈夫だって そんな気持ちになった。
そんな気持ちになったから
帰ろうとする度にそっと涙する彼に
じゃぁね って言えた。
(大丈夫って感覚もどうかと思うけど)
誰も罵られない別れってはじめてだけど
それが、私たちが紡いだ時間の結果だと思ったら
別れの際におかしいかもしれないけど
・・・なんだか嬉しかった。
うん。
見送る彼の姿は憔悴していて
一瞬、このまま死んだりしないだろうかって
思ったりもしたけれど
若い頃に一度試みた人だから余計に心配だったんだけど
何度も念を押せば逆効果かもしれないと思ったので
あえて念を押さずに車を出した。
手を離すと決めた以上
・・・ね。
一度引いた手は 無闇にちらつかせてはいけないと思うから。
彼の優しさを信じることにします。
私の手紙が届くより少し早く
彼に大口の仕事が入って良かった。。
彼は「安定の兆し」から二人の未来を想像して
気持ちが上がったところに「無関心の知らせ」で
とてもショックで堪らなかったというけれど、
私が離れる前に
一つでも未来が開ける兆しが彼に訪れた事が
とても嬉しい。
集中しなくてはならないことが
しかも同時に安定という名の安心をもたらすものが
先に彼を訪ねてくれていて本当に良かった。
自分のため という理由より
他人のため という名目の方が
己に厳しくいられる人だから。。。。
しばらくは「やるべきこと」が
彼を日々守ってくれると思うと安心する
ねぇ
ごめんねより さよならより
ありがとうをくり返したい別れなんて
あったんだね