最近、AIで試験の回答をチェックすることが多いようです。

実際に英検は2019年から英作のチェックにAIを使用しています。先日、知り合いの先生が『同じ英作でも字のきれいさで判定が変わる』とおっしゃっていました。AIで添削した答案と自身で添削された答案の点数が違っていたそうなんです。(ちなみに点数が高かったのは、ご自身で採点した方。つまりAIの方が厳しい?)
 例えば『a』と『u』、『n』と『h』、『v』と『r』等は見分けにくいアルファベットの筆頭なのですが、間違って認識されればスペリングミス、又は違う意味の単語となるので、曖昧に書くと点数に差が出るのも当たり前かもしれません。
 一昔前のように『字は人を表す』時代ではないですし、英語自体が綺麗な字に美徳を見出す文化ではないのですが、少なくとも『AIに誤解されない字』を書く必要は今後もありそうです。最も試験自体がコンピューターベースになればまた別ですが、現実的にはしばらくは難しいでしょうか。つまり、やはり昔も今も変わらず学生達はきれいな字を書く用に気をつけないといけない、ということですね。