今週、小学校5-6年生のクラスがユニット8最後の週で、今年3回目のディベートを行いました!
1回目よりも2回目、2回目よりも3回目、子供達のディベートスキルがぐんぐんあがるのをヒシヒシ感じました。
子供達の吸収力は本当にすごいですね。
ジャッジするのも一苦労です💦。
今回のトピックは
『We don't need music and art lessons at school.』
これをくじで賛成側・反対側に分かれて、チーム戦で行いました。
もちろん今回のトピックは、先週のレッスンで各国の事情について学んではいたので、必要な情報はインプットされている状態です。
ただ、ディベートがうまくかみあわいといけないので、
『music and art』でひとくくりで考える事、
『at school』である事を考慮に入れる事、
これをよく考えたうえで、スピーチを考えてねと最初にお話ししました。
以下は子供達の主張の一部です。
<賛成派>必要ない
・artやmusicのクラスがなければ、国語・算数・理科・社会のような大切な教科にもっと時間をさける。
・音楽は楽器等、図工も用具などお金がかかる。なければ、その資金をもっと学校施設の整備などにあてることができる。
・才能の問題も大きく、それで成績がつくいて将来に響くので、苦手な子にはかわいそう。また、たとえその成績が良くてよい学校に行っても、メインの教科についていけなくなるから、結局その子もかわいそう。
・将来必要になる人はあまりいない。
・苦手な子はさらに嫌いになる。
<反対派>必要
・artやmusicのような教科から発想力・想像力を育成できる。これからの未来は、こういった能力が大切だ。
・artやmusicは実体験を伴う。机上の勉強だけでなく、体験を伴う教育は、想像力を育成する上で大切だ。
・楽器や図工の道具などは高額なものが多く、家庭では準備できない事も多い。学校だからこそ、みんながそういった体験することができる。
・主要教科が苦手でも、artやmusicが得意であれば、学校でいい思いができる。
これらの主張に瞬時に反論しないといけないんですが、反論も本当に上手になりました。
以前は、ちょっと的外れな回答や、相手側の主張の一部にしか反論できていなかったりしたのですが、今回はきちんと真正面から、主張した事すべてに対して反論しようとする姿勢がうかがえました。
なかなか日本の学校では評価されづらいディベートですが、瞬時に頭で考え言葉で説明できる思考力とコミュニケーション能力、ぜひ伸ばしてほしいなあと感じました。
それにしても、ちゃんと子供達に指導というより、ついていくために(笑)私自身もディベート力を上げなければ、ですね。