世界最大の半導体生産会社、台湾積体電路製造TSMCの工場開業で沸く熊本県に新たにインターナショナルスクールが4月に開校しますね。

 

この学校の小学部は授業の7割以上が英語。

 

卒業後に海外の大学に進学するケースが多いので将来の選択肢が広がるとみられています。

 

TSMCをきっかけに世界への意識が高まった保護者からの問い合わせが相次いでいるそうです。

 

海外の大学への進学支援をしている公立高校や自治体も増えているそうです。

熊本県は2013年に願書に必要なエッセーの書き方などを指導する「海外チャレンジ塾」を開いています。指導はベネッセホールディングスが運営する海外大学受験の専門塾「ルートH」。海外の大学への進学を見据えて早めに備える日本の家庭が増えているそうです。

 

背景にあるのは、日本企業のグローバル化です。この30年で輸出は3.0倍に増え、輸入は2.5倍に増増加。製造業の海外での現地生産は、30年前に6パーセントでしたが、2023年度は24パーセントになっています。

社会人になってから留学や海外出張、海外赴任をして苦労した方や、日本経済の縮小への危機感が高い人ほど、子供の海外の大学への進学を見据えて力をつけたいと考えているようです。

ただ、米国の名門私立大学などは授業料が年1000万円を超えます。海外で学んだ人が日本に帰ってきて日本の発展に寄与するようになるかが懸念されています。